こんにちは。 今日はアメリカのコマーシャルについてちょっと紹介してみたいと思います。


アメリカのテレビCMって、日本に比べて、真面目であんまりおもしろくないものが多いんですが、この”Got Milk?”シリーズは特に目立ってて興味深かったので。 もしかしたらアメリカでもっとも有名なコマーシャル・シリーズと言えるかもしれません。

これは、ミルクの消費量を増やすために、1993年から2014年(2月に終了してしまったが)までもの長い間されていたカリフォルニア牛乳協会からのキャンペーン。 それまでの施策で牛乳のイメージ向上には成功していたが実際の購買に結びつけられていない、という状況を打開するために制作されたものです。

ミルクは他の食べ物の補完物として消費される、食べ物があって牛乳が無いという状況はとてもイライラする、というインサイトに基づくクリエイティブになっています。

ちなみに、”Got Milk?"とは、”(Have you) got milk?" を略したもので、『ミルクある?』とか 『ミルク飲んだか?』的なとてもラフなキャッチフレーズです。





では、実際のCMの一部をご紹介―。





Baby Cat - got milk commercial 
これは、説明するまでもない^^;

Milk Mustache got milk? Campaign:Super Bowl Commercial

NFL優勝決定戦、スーパーボウルのテレビ中継で放送された牛乳消費促進キャンペーンCM。
プロレスラーで俳優としても活躍しているザ・ロックが3人の娘のお父さん役で登場。

朝食のシリアルにかけるミルクが無い事に気づいたザ・ロックはミルクを買いに行きます。 途中で色んなトラブルに遭遇しますが、彼にはどうしても先にやらなければいけないことがありました。。(;^_^A



Got Milk? campaign CM NBA編 
ミルクを飲むと、このぐらい成長が良くなるよ、という分かりやすい(笑)CM。

Got Milk? Commercial 

聞き取れましたか? お母さんが、牛乳は強い骨を作るから、もっと飲みなさいと促しますが、子供たちは”牛乳は赤ちゃんのだよ! お隣のミラーさんだって飲んだことないってよ。” と言ってききません。
そうこうしているうちに、そのお隣さんが力仕事をしている時に腕がもげてしまうのを目撃して・・焦って親子三人牛乳を飲みまくる、というこれも分かりやすいCM。


この他にもたくさんありますが、このシリーズで、1994年の牛乳販売量は7.4億ガロンから7.55億ガロンへと上昇、15年間減り続けた1人あたりの牛乳消費量を回復させることに成功しました。
従来のキャンペーン、「Milk Does a Body Good」が将来の健康を消費者にアピールしていたのに対し、「GOT MILK?」は“今”飲みたいんだということを消費者にアピールする内容となっています。このことが牛乳消費量を回復させる結果につながったのです。

まあ、牛乳が本当に体にいいかどうか--というのは私個人では非常に懐疑的ですが、少なくともコマーシャルとしてはかなり成功したものだったようです。

その他、はセレブや有名人らを起用したポスターもあちこちに見かけられました。
おき














お決まりの口にミルク・マスタッシュを付けたやつ(^_^)v




ちなみにこの”Got Milk?"フレーズ、あまりに有名でキャッチーだったので、あちこちでパロディ化されてましたね。



こんなに・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


例えば、 Got eggs?  Got anxiety(心配事)?   Got credit(負債)?   Got muscle(筋肉)?   Got Jesus(神様)? などなど、応用はエンドレスに―。 面白いですね。


しかし、この20年続いた有名な”Got Milk?シリーズ”も今年に終わり、新しいスローガン”Milk Life"というのに取って代わられました。 これはいまいちインパクトがないというか、普通に戻っちゃったと言うか、やはり売り上げもGot Milk?の時より実際落ちているらしいから、前のままでよかったのでは?と思いますね。