小林麻央さんが、ブログで『癌に陰に隠れていきるのはやめた』と書いていたのを見て、病気をしたことがない私はふーんとただ流す様に読んでいた。
しかし癌になった今痛いほどわかる。
癌に隠れて生きる。
私はすでに癌に隠れて生きようとしてしまってる。
まず何よりも、ほんのごく一部の人にしかがんになったことを言っていない。というか言えないし、隠すのに必死になっている。
若いのにかわいそう。
私じゃなくて良かった。
大変だね。
とかみんな思ってるんだろうなと思ったし、そもそも同情されたくないし、哀れまれたくないと。最低限にしか言えないでいる。
そして癌だから、これができなくなる。癌だから無理はできないと、色んなことに自ら制限をしてしまっている。
明るい未来さえ、もし治らなかったら先の夢も叶わないものになるだけだから、虚しくなるし考えるのをやめようとすら思ってしまう。
髪が抜け、見るからに癌患者になった今、自分の姿を隠すために、家族とお風呂に入ることをやめた。髪を洗うのはもちろん、洗面所で髪を溶かすだけでも、鍵をかけてしている。
そして毎日、転移したら、治らなかったら、再発したらと恐怖を想像し、1人怯えてる。
堂々と生きたい。
毎日笑っていきたい。
不安を想像し恐怖にとらわれるのではなく楽しい未来を想像し明るく過ごしたい。
今までの私の人生をガンのせいで否定しちゃそれこそかわいそう。
まだまだやりたいことはあるし、幼い子ども、愛する主人、私を思い助けてくれる親兄弟の為にも、絶対生きて恩返ししなければならない。
まだまだ影に隠れないで堂々とするには時間が必要だけど、しっかり自分の人生を歩める私になりたい。