『春琴抄』東京公演、大阪公演と昨日で全ステージ無事に幕を降ろすことが出来ました。
応援して下さったファンの皆さん
そして春琴抄の舞台に携わってくれた皆様
誠にありがとうございました!
佐助と鶯
前回も2役でしたが今回は人と動物(鳥)という
何ともかけ離れた役ですがどちらも本当に演じてて楽しかったです。
鶯については鳥の特徴などをできる限り取り入れて再現しようと思い、細かな足の動きや手の形、仕草などを意識しました。
足だと爪先から歩くイメージ
手などは羽根なのでたまに毛づくろい
仕草だと首の動かし方
座る時の姿勢
という感じでそこに春琴が飼う程の名鳥のイメージを足していくという感じで役作りしてました!
僕の鶯は本当に春琴が好きすぎて
利太郎に対してはかなりキツイ目をしてたと思いますし、周りからも言われました(^^;;
お気付きの方もいらっしゃったのではないでしょうか笑
そして佐助。
佐助は最初凄い難しくて悩んでましたが
稽古を重ね、徐々に「佐助」という人物が見えて来た時凄い楽しくて仕方なかったです。
丁稚として春琴を導くところ
春琴に三味線を習うところ
ぶたれてしまう事
関係を持ってしまう事
その他も春琴との全ての行動の一つ一つが重大で重要で、佐助を形成していったような気がします。
眼を針で突くところはそこに至るまでの佐助の中でのしっかりとした感情の過程があったからそこ、僕は静かにゆっくりと読めたんだと思います。
あの時心は静かでしたが、「もうすぐ」
っていう感情が心の中をどんどん支配していってました。
今回あまり上手く言葉では言い表せない感情が多いですが、『春琴抄』の世界をとても繊細に皆さんに伝えていきたいと思って舞台に挑みました。
観ていただいた皆様の心の中に一つでも何か残ってもらえてたら嬉しいです。
『春琴抄』
とても素敵な作品を佐助として鶯として
演じる事が出来てとても仕合わせでした。
大阪もお花を贈って頂いて本当にありがとうございます(^^)♪♪