幻の紫香楽宮跡を探す | bamboohouse-masterのブログ

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マスターの気まぐれ写真日記

信楽焼きの

 

買い物をした後

 

やってきたのは

「紫香楽宮跡」

 

紫香楽と書いて

 

「しがらき」と読みます

 

こちらのほうが

 

現在の信楽より

 

雅な印象がありますね

ここ紫香楽は

 

奈良時代の中頃

 

聖武天皇が

 

造営を命じたみやこです

奈良の東大寺にある

 

大仏は

 

当初は

 

ここ紫香楽の地で

 

造り始められました

松林に囲まれた

 

緩い坂の参道をたどると

 

金堂跡があり

 

 

背後を囲むように

 

僧坊跡 経堂跡 鐘楼跡 塔院跡などの

 

礎石が並んでいました

 

ですから

 

この辺りは

 

宮殿跡ではなく

 

寺院の跡なんでしょうね

この寺院跡は

 

聖武天皇が

 

紫香楽宮で

 

大仏造立をはじめた

 

「甲賀寺跡」だと

 

考えられています

 

聖武天皇は

 

恭仁京 難波京 紫香楽京と

 

わずか5年間の間に

 

三つも

 

新しい都を

 

造営します

なぜ

 

これだけ短期間に

 

遷都を

 

繰り返したのでしょうか?

大仏も

 

造らなくちゃならないのに

 

いくらなんでも

 

国家財政

 

がたがたですよね

疾病からの逃避のため?

 

反乱からの逃亡?

 

それとも

 

政権抗争?

いまだ

 

その謎は解明されていません

 

古代史最大の謎の

 

ひとつです

この景色を

 

見ていると

 

はるか天平時代

 

雅やかな都が

 

ここにあったとは

 

とても信じがたい

深い森の中に

 

点在する

 

礎石だけが

 

かつてここに都があった

 

栄枯盛衰の

 

歴史をとどめていました

 

実に面白い