京の結界・六道の辻とは? | bamboohouse-masterのブログ

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マスターの気まぐれ写真日記

来週末のウォーキングは

 

「京の結界・六道の辻魔界ウォーキング」

 

「六道の辻」とはいったい何?

 

というわけで

 

ちょこっとだけ予備知識

 

今の松原通は平安時代の五条通

 

清水寺の参道でもあるこの通りは

 

実はもう一つの顔があった

 

ぞれは野辺送りの葬送の道

 

京都では人が亡くなると

 

松原橋のたもとで

 

清水坂非人と呼ばれる葬送請負業に渡し

 

清水寺の南「鳥辺野」に葬られていました

さしずめ鴨川は三途の川

 

中には鳥辺野まで運ぶのが面倒で

 

鴨川に投げ込む輩も多く

 

鴨の河原は死骸だらけだったという時代

 

カラスや鳥類に食わせるままにした

 

そこからきた地名が「鳥辺野

 

松原橋の東あたり六道の辻は

 

あの世とこの世の分かれ目

 

冥界の入口なのです

 

現在も沿道には魔界スポットが点在

 

ちょいとミステリアスなエリア

そのひとつ六波羅蜜寺があります

 

かつて髑髏(どくろ)が

 

あちこちに散在していた

 

髑髏原(どくろはら)から

 

六波羅(ろくはら)になったらしい

 

現在も残る「轆轤(ろくろ)町」という名

 

おどろおどろしい町名だね

 

六波羅は

 

平清盛が本拠地にした地でもあるし

 

鎌倉時代には六波羅探題が

 

置かれた場所でもある

六道の辻にある飴屋さん

 

その店名は

 

なんと「幽霊子育飴本舗」

 

昔々

 

夜な夜な飴を買いにくる

 

暗~~い女がいた

 

不審に思った店主

 

ある夜跡をつけてみた

 

すると女は墓地でスッと消えた

 

翌日そこを掘り起こしてみると

 

そこには赤ちゃんが

 

出産前に亡くなったお母さん

 

乳をあげられない赤ちゃんに

 

飴を買いにきていたらしい

 

そんな「飴幽霊子育て飴」が

 

今も売られてる

 

私は赤ん坊じゃないから

 

食べたことない

飴屋の東「六道珍皇寺」

 

境内の裏手に井戸がある

 

実はこの井戸

 

冥界へと通じている

 

平安時代の学者

 

小野篁(たかむら)は


昼間は宮廷に役人として仕えながら

 

夜は

 

ここの井戸から冥途世界に下り

 

閻魔大王に仕えて

 

罪人たちの地獄行きかどうかの

 

ジャッジの手伝いをしていたらしい

 

この井戸

 

私は覗いたことはあるが

 

まだ入ったことはない

 

わざわざこんなの通らなくったって

 

そのうち近いうちに行くだろう・・・からな