こんにちは。
このところ「休校中の方へ」という緊急企画でブログを書いていますが、ここまでは小中高校生、あるいは受験生を念頭に書いてきました。
しかし、もともとこのブログは留学を考えている方向けの発信をしており、その中では大学生や短大生の方が主要なターゲットとなっています(以下、大学と短大をまとめて「大学」と書きます)。
これから何回かに分けて、大学生の方を念頭に置いた記事を書かせていただきます。
今回はこの春入学した方向けの記事です。
授業開始が延期になっただけでなく、入学式も延期になった大学が多くあると思いますが、それのみならず、新入生向けのオリエンテーションまでもが中止もしくは延期になってしまった(ウェブ配信もしない)大学もあるかもしれません。
私自身、大学職員として勤務した経験がかなり長くありますので、本日は、オリエンテーションすら流れてしまった大学の方、あるいはウェブで一方通行な説明だとイマイチよくわからないと言う方のため、特にここは注意してほしいと言う一般的な注意事項を書かせていただきます。(次回以降の記事で英語学習や、コロナウイルスの流行が収まったら留学したいと思っている方向けの記事を書きます。)
1.基本的に「自己責任」の世界です。
高校までは、何か手続きや提出物などを忘れていても先生が知らせてくれる場合がよくあったと思います。最近はメールを使うケースも増えていますが、それでも大学では、特定の個人への連絡を除き、学内掲示やウェブサイトで通知をするのが一般的です。自分が見落としていたらそれまで、不利益を被ることになってもフォローしてくれません。これは高校までと違い、大学では基本的に「クラス」や「担任」と言う考え方を取っていないためです(一部少人数科目で「クラス」はありますが、高校までのようにそこで全ての授業を受けるわけではありません)。不親切だ、と思うかもしれませんが、大人の社会に入ればこれは当たり前の考え方です。大学を出れば社会に出る方が多いでしょうから、今から慣れておいてください。
2.学習も「自己責任」です。
最近は出席を取る授業が増え、教え方もいろいろ工夫してくれますが、例えば板書は高校のように丁寧ではありません。高校ではとにかく黒板の文字を丸写ししていればとりあえずノートが出来上がりましたが、大学の場合、黒板の文字を写しただけだと、後から見直して何のことだがさっぱり分からない、というのがザラです。先生が口頭で話す内容をメモしつつ、黒板の文字も必要に応じて書き写す、つまり自分のノートは自分で作るのです。これも社会に出れば当たり前。会社で上司に「指示内容を一目瞭然にわかるようにホワイトボードへ書いてください」などとお願いしたら、間違いなく怒られますよ。
あと、定期試験は年2回だけ。「ラッキー」などと思わないでくださいね。例えば学年の最初から3ヶ月ほどかけて学んだ内容を、7月の終わり頃に試されるわけですし、秋からとしあけすぐあたりまでに学んだことを、1月末か2月始めあたりにまとめて試されるわけです。一夜漬けで乗り切れるほど甘くないですよ・・・。
3.時間割も「自己責任」です。
もちろん必修科目は履修しないといけませんが、それ以外にどの科目を履修するかは自分で判断します。従って、必修以外の科目を全く入れず遊び呆けていても、誰からも叱られません。その代わり、卒業するはずの学年までに必要な「単位数」(授業ごとに「単位」という数値が割り振られており、その合計が一定数以上にならないと卒業できません)を満たすことが出来ず、気がついたら留年、ということになってしまいます。また、何も考えず適当に履修してしまい、後になって何ら体系立った学習ができていなかったことに気づいてももう遅いです。
大学は高校までと比べて、はるかに自由度が高まる世界です。ただし、その中でどう過ごすのか、結果に対する責任は自分で負わなければなりません。自由と責任は表裏一体のものです。それを理解した上で、大学生活を楽しんでください。
とは言っても、「楽しむ」ためには早くコロナウイルスの流行が収まってくれなければなりませんよね・・・。
