パ・・・パジェロが・・・・！

　ここ数日良い天気が続いたと思ったら、週末から雨の予報。
　またまた、台風が来ている。上陸しなければ良いが。

　工事現場では、月に一度安全に対する意識を高めようという事で、安全ビデオを見たり、災害事例を元に話し合う。という場が設けられています。

　工事期間が約１０年間という、大きな造成現場での事。

　そこには、とんでもなく大きなダンプトラックが１０台位動いています。車輪の直径が約２メートル。想像できますか？。もっとわかりやすく言うと、一戸建ての家くらいの大きさです。

　現場内の土砂を移動するのに使用するのですが、現場内では普通車も人の移動で使用しています。この時ダンプトラックからは、普通車が小さすぎて見えないのです。

　安全訓練の日、所長の挨拶が終わり広場に集められました、そこには大型ダンプと７人乗りのパジェロが駐車してありました。

　「仕事中、合図無しに大型ダンプに近づいたらどうなるか見てください。」

　と言って、この日のメインイベントが始まりました。

　「グウォードドド」という音と共に大型ダンプがパジェロに近づき、そして・・。


　　　　　　　　『パ・・パジェロが潰れた。！』

　一瞬でした。道路で普通に見ると、乗用車にしては大きなはずのパジェロが、いとも簡単に、ペッチャンコです。

　どこからともなく、「気をつけよう！」「安全に仕事しよう！」と声が上がりこの日の目的は達成できました。　　が、それよりも

　　　　　　　「潰すくらいなら、わしにくれ！」

　と言う声のほうが多かったのは、言うまでもありません。

　　　　　　　　　　　　　　　以上　　　工事現場からのリポートでした。