ピ・・・ピストルが・・・!② | 現場から中継です。

ピ・・・ピストルが・・・!②

 前回の続き。

 後輩は、一瞬訳が分からなかったそうです。《とりあえず動くのはよそう。》

 男は、現地語で怒鳴り散らし、ピストルをさらに口の中深くに押し当ててきたそうです。

 後輩の目には、壁の後ろからこっそりとこちらを見る女性が見えたそうです。

 《騙された。やばい。殺される。ちょっかいを出すんじゃー無かった。》

 10分位後に、ピストルは口から外されましたが、その場に膝まつかされ顔を数回殴られ、まだ何やら怒鳴っていたそうです。

 女性はニヤケながら男と話を始め、片言の日本語で、

 「お・金・を・出・せ!」

 「こ・の・人・警・察・よ!」「通・報・し・て・も・ダ・メ・ね!」

 と警察手帳らしきものを、ちらつかせたらしいのです。

 後輩は、持っていた現金をその場へ出し、数分後に開放されたらしいのです。

 後輩は、直ぐに日本へ帰ってきました。

 以前テレビ番組で、《フィリピンには汚職警官が多い。》というような物を放送していましたがまさに、自らが検証した結果になってしまいました。
 (フィリピンのみなさま、全員が悪いといっているのではなく、ほんの一部の人の事を書いております。大半が善良なるフィリピン人の方だと思っています。)

 
 相手が、本当に警察官なのか?本物のピストルだったのか?疑問ですが、あなたならどうしますか?

 えっ?女を追っかけてフィリピンまで行かない!そーですよね。普通は!

 後輩は、かなり本気だったようで・・・・。かわいそすぎる。

            「外人は、嫌いだー。」


              以上     事件現場からのリポートでした。