いろんな自分がいてる


ある人が

随分苦しんだあげくに

いや、今も引き続きではあるが

少し人生のプラトーなところに出てきたあたりで

自分のなかの幼児性に

ダダッコちゃんと名付けて


若い頃は

とても嫌で仕方なかった

そのダダッコちゃんのことを

愛おしいと思うようになった

という意味のことを

語っていた


そしてそのダダッコちゃんのおかげで

今日まで生きて来れたともおっしゃるのだ

何となれば、無理に死のうとしたその時に

件のダダッコちゃんが、痛いのは、あるいは

苦しむのは嫌だと主張したから

死ぬに死ねなかったというのだ


ダダッコちゃんは命の恩人な訳だ


私の中のダダッコちゃん

否定しないでやろう

私は私が思っているよりも

高尚ではない替わりに

もっと生命力にあふれている