村の惨状を聞いた侍たち。峠の茶屋にいた他の侍も誘って村へ向かうことにした


 

丘を越え村へ向かった侍たち

村の入り口では植木屋の夫婦が出迎えていた

「娘のお松を救い出してください」

 

侍たちの中にいた一人は松蔵親方の弟子だった

今は“竹千代”と名乗っている
侍になりたくて植木屋を飛び出したのだった

あの頃とは随分面影も変わってしまっていた…

 

植木屋の女房もこの男を思い出した

「竹也じゃないか!」

「おかみさん、もう竹也は捨てました。侍になったのです」

 

 

竹也は一人娘のお松の許婚だったが、侍になる夢を捨てきれず親方の元を飛び出していったのだった

 

いよいよ戦いが始まった

桜の木の上では錯羅姫が見守っている

 

若い侍の魂を喰らうのを今か今かと待っているが

双方とも簡単には決着がつきそうもない

 

山賊と侍の闘いは夜が明けても続いている


飛び道具とは卑怯なり!

山賊はいったい何人いるのだ

 

杉作も駆けつけたが、竹千代が「危ないから下がってろ」とかばう

山賊は銃を持っている!この中の誰かが死ぬことになるのか…

                       ~つづく~