だらだらサンデー。
ヒマなので、午後からビーチに行くことにした。
この間、楽しそうにバトミントンしてる親子がいたので、
私たちもやってみることにした。
店にはバトミントンがなかったので、
仕方なくよく跳ねるビーチボールを買った。
今日はイースターサンデーだから、島で有名なビーチは人だらけ。
駐車スペースも空いてなかったので、他を探すことにした。
あった。
とても静かな穴場のビーチ。シャワーもベンチもある。
一組の親子連れしか来ていない。
日焼け止めを塗り、さっそくビーチバレーをする。
そういえば、夫とやるの初めてだ。
私サーブ→夫レシーブ、私サーブ→夫レシーブ......。
「ちょっとー、もっと高く打ち上げてくれない?」
返ってくるボールが地を這うように低飛行で、打ち返しにくいのだ。
私サーブ→夫レシーブ、私サーブ→夫レシーブ....。
全く続かない。
私は夫の立ち位置に上手にサーブするが、夫からのボールは
前に後ろに右に左にと、アタックナンバーワンばりに走らされる。
「グーで打つのー。パーだと打ちにくいでしょ!」
だんだんイライラしてきた。
ボール打ち返すときイチイチ跳ね上がるな。
今度は高く打ち上げすぎなんだよ!
太陽とボールが重なって、目、目が!!
私だけ汗かいてるし、全然面白くないのでやめた。
今度は泳いでみる事にした。
夫に水温を確かめてくるよう命じられたので、先に海に入る。
「少し冷たいけど、大丈夫」
「つめたいっ!それに大きな石がゴロゴロしてるからサンダルいるな」
そう言って、荷物がある方へ歩いていった夫。
私のサンダルも取って来てくれるんだろうと思い、海の中で待機していた。
スノーケルを楽しむ家族や杭に止まった名も知らない鳥をぼんやり眺める。
夫遅いなぁと思い、振り返って見ると寝そべっていた。
何やってんだ、あの人は。
呆れながら近づく。
日焼けしているというより、グッタリしている。
家族サービスで嫌々やって来たオヤジみたい。
締りのないだらしない肉体だな、キミは。
夫は片面約5分ずつ焼いて、「そろそろ帰ろう」と言った。
ビーチにいたのはトータル30分ぐらいだろうか。
夫は来週もまた来ようと言ったけど、何しに来るん?
ムダ毛の処理とかいろいろシンドイし暑いから、イヤだ。
ウチらって、所詮インドア人間だよ、夫。