今、僕のDURCUS ONE Masterには
スペインのROTOR BIKE COMPONENTS
の3D TRACK CRANK SETが装着されています。
クランク、BB、チェーンリングまでセットで考えると
¥69,600+taxという事で、SRAM OMNIUMの2倍強の価格帯。
Sugino 75DDよりも高額、、。
そんな価格や、BBの規格が専用品である事、
若干チャラいイメージがついちゃってた事、
OMNIUMがタフさも剛性感も十二分に満足出来る事から
実際に購入を考えたりはしてこなかったんですが、
 
後輩メッセンジャーのOMNIUMが業務中に折れ、
僕の8年選手のOMNIUMには謎の線が入っていたりと急な不安要素浮上の所に
知人が持て余していた物を放出するってので、かなり破格の値段で譲り受ける事になりました。
 
ROTORと言えば楕円チェーンリングが有名ですが、
かつて販売していた特殊な締め方の超絶削り出しステムもかなりかっこよくて、
ちょっと独自開発のクセが強めなイメージ。
 
3D TRACK CRANKもかなりの太さのアーム内に
3本の穴を開け軽さと強度を両立させるという
橋梁などに使う考え方で製作されており、見た目に反した軽さ。
 
仕上げも各所かなり緻密で、物体としてとても魅力的。
 
スパイダーアーム(と言ってもこのクランクの場合円盤状ですが)の裏側の削り込み、左アームのシャフトへのクランプ部の作りなどなど。
 
懸念のBBも24mmシャフトの為、普通に選択肢ありそうなんですが、そもそも高精度なステンレスシェルのBBなので、
ベアリング打ち替えも問題なく行えそうですね。
 
チェーンリングは手持ちのSugino ZENを移植しました。
黒クランクにシルバーのチェーンリングってガチのトラックレーサーっぽいイメージなので好きです。
 
 
さて、実際の使い心地はというと、
 
完全に期待以上でした。
BBはシールドらしくヌメーっとした動きなんですが
気持ちの良いかっちり感でギア1枚軽くなった感覚とはこの事かって程。
 
ペダリングの荒さを勝手に補正してもらってる感じです。
 
最高に気持ちいい。
 
硬すぎての疲れも今のところなくて、
別格のクランクと皆が言うのがわかりました。
モデルとしては、アーム、スパイダー、シャフト、BBが別になり、シャフト径が30mmになったALDHU
シリーズに進化しており、僕の3Dは旧型となるんですが
十分すぎる高性能。
なんたって先日のベルリンでの6Day Cyclingにて大活躍の
カヴェンディッシュの駆ったBMC TRACK MACHINEも
3Dクランクでしたしね。
PhilwoodハブでENVEリムの手組みホイールの組み合わせでのパワフルすぎる走りは強烈なかっこよさでした。
 

 

そんな高精度高性能パーツは僕の日々40kmの通勤程度でも楽しさを増してくれましたよ!