LOOP発売!

ショップイシューって事で、W-BASEのとこに僕も。

個人的にはMASIフレームのブレーキ処理もよかった!
BB裏にリアブレーキって、TTやトライアスロンフレームにはよくあって、
後姿が綺麗なんだよね。


で、嬉しいことにメッセンジャーについても色々。

NYのメッセンジャー達のフードデリバリーについて、

T-SERV JURIさんの一日
T-SERV 池谷社長インタビュー

クーリエ代表 KATZさんのインタビュー

これが一つの雑誌に載ってるってのは正直驚いたし、
面白いなと。

僕自身は
T-SERVでメッセンジャーとしてのキャリアをスタートして、
その時は自転車好きだし、体力作りにもなるかなって位の気持ち。

だけど始めてみれば、マイペースで自由なこの仕事にハマって、
混載便(ピックアップした荷物を一旦中継地点に集め、
同方向の荷物はまとめて配送。
まとめられるんで安くできる、
ただ、ピックアップとデリバリーは同じ人が行けるとは限らない、
規定時間内のいつ届くかわからない。
中継前提だからそもそも遅い。
それでも、郵便なんかよりはもちろん早いんだけどね。)
は、やりたくないなという思いも芽生えつつ
(お客さんにいつ届く?って聞かれても答えられないから)
そんな時にMIXPRESSIONというイベントがあって、
所属関係なくメッセンジャーが集まるイベントで、
そりゃもう興奮してたんだけど、
社員は参加してはならないとお達しが出てたりして、
その違和感の中、イベント参加。

直後Cyclexへ移籍。

もちろん、制服着たくないとか子供みたいな理由も含まれてるし、

いきなり無責任な移籍だったように思う。

だけど、今も昔も憧れのメッセンジャーSINOさんと一緒に走れる事や、

郵便でもメール便でもエコ配でもない、
緊急配送請負って事をより体感できて、

やればやるだけ歩合で稼げて、

根本が文系の甘ちゃんだから怪我等も多くて迷惑かけたけれど、

もっとメッセンジャーを好きになった。

なんだけど、インターネット技術の進化、
(パソコン音痴ですみません。証券電子化とか、
大容量データ送れたりとか。)
リーマンショックなどからの仕事激減、、

さらには異常な値下げで顧客の奪い合い。

弱肉強食の資本主義といえばそれまでかもしれないけれど、

生身の人間が都心部最速の緊急配送をするにはそもそも高い値段じゃない、

それが、安い配送手段の一つと認識されてしまう事態に。

もどかしいよね。

混載便のニーズや意義もあるとは思うけど、
僕にとってメッセンジャーの醍醐味はそこじゃない。

''◯時までに届けられる⁈"
"任せてください‼"
ってのが。

自己満足もあるだろうけど、
それがあるから毎日走れる。
photo:02


(ある日の走行距離111.11km。
日によるけど最低でも70km位は乗ってるよ)

何度も言うけどメール便じゃないから。
photo:01



色々悩みながら、でも現状に甘えながら走っていた中で、

辞めざるを得なくて、
そこのくだりはここでは書かないけれど、

それこそまた制服を着る気にはなれなくて、
もうこのまま引退かなと覚悟してたとこにDISPA。

ありがたいです。

ここにも混載便はあるのだけどもね。

いずれにせよ、僕らは安さを売りにした仕事じゃなかったはず。

確実で、早くて、運ぶ人間が、運ぶことにプライド持ってて、
だから接客だってきっちり。

ただの配送バイトじゃない。

そんなバイトのひとつになんかしたくないんだけどね。

現状はなかなか厳しい。

僕みたいに色んなところからサポートしてもらいながら走る事が出来ているのは
ほんとに恵まれてると思うよ。

だからまだ粘ってる。
なんだかほんとに走ってるの?なんて聞かれる事があるけど、
e*metersのログ見て欲しいね。

つけ始めてちょうど一年。
つけ忘れた日もあったけどトータル18000km。

とにかく出来るだけ走ってるよ。

photo:03



僕が憧れてた、カッコいいメッセンジャー達がまだたくさんいるんだけど、

このままだとハッキリ言って食っていけない。

バイト感覚のメッセンジャーばかりになってしまったら
つまらないよね。

根本の質をあげてなんとか対抗していかないと。

というか負けたくないんです。

緊急配送のニーズはゼロにはならないはずだから、
なんとか。


もっともっと成長しなければ。