前回のお話「アレルギーと溶血性貧血」
※私が生まれたのは40年程前のことです。今は医療が進み、余命を宣告されることはないと思います!
10時間半の手術、5日間の安静を経て、目覚めた私。点滴の日付を見て思考回路停止…
おかしいな…思ってた日より5日も経ってる…
なんで??
看護師さんが来て、
「目が覚めた??5日も寝てたんだよー!」
って言われました。
あ。昏睡状態だった?え。死んでた??麻酔した時目眩したもんな…
なんて思いつつ、とりあえず人工呼吸器を抜いて欲しいと訴えました。
……とっくに抜けてました笑
気付かなかった…苦笑
この時の私の状態は点滴15本くらい?で、目が鬱血したのか血管が切れて真っ赤になり腫れていたそうです。
鎮痛剤のおかげで痛みはありません。しかし鎮痛剤のせいで幻覚の日々…
目の前の布から人形が動いて出てくる…
母親がプリンを持って立っている…
天井が剥がれて人が見える…(ただのホラー)
小さい子が傲慢な態度で看護師さんに話しかけていて、大きな音を立てる…
カーテンの隙間から見たら看護師さんたちが仮装大賞の練習をしてる…
全部私は本当だと思い、指をさしたり、笑ったりしていました。でも全部幻覚でした…
目をつぶればねぶた祭りが開催され、たらこーたらこーがいっぱい出てきて…笑
くすっと笑える物もありましたが、天井や、ベッドに文字が書いてあったのが1番怖かったかもしれないです。
「助けて」「死にたくない」「ありがとう」「パパママ大好き」……
こんなこと思いながら亡くなった方達の念なのだろうか…
その文字を読むと怖くて、私も死ぬのかな?って怖くて…
昔から霊感が人より強かった私。手術前は死期が近づいていたのか、家で霊を見まくりでした。家が霊道だったらしいんだけど、話し声が聞こえたり、ベッドから落とされたり、廊下に女の人いたり…だいたい体調が悪い時に見ていたのであー良くないんだなとは思っていたのですが…
怖さを紛らすために看護師さんや親に「天井にどうやって文字書いたんですか?」って聞きまくってました。親は怖かったって…苦笑
ICUでの朝のミーティングの声が聞こえてきました
「この方は(私の事)大人で色々分かっています。気を使わせてストレスを与えないようにしてください」
…聞こえちゃったじゃん…今ここに私しか大人いないじゃん…
そこから異常に看護師さんが話しかけてくる笑
「大丈夫?痛くない?喉渇かない?うがいする?」
かえって気を使った気がする…
一般病棟に移りました。
まだ幻覚は続きます。
病室は6階でした。1月ということもあり面会が親以外出来ず、親戚のおばちゃんが来てくれたのですが、私は会えず…母がエントランスまで行って面会したのですが、まさかのその話し声が6階の私まで聞こえるって言う…
ありえないじゃないですか…
でも、当時の私は
「お母さん声でかいな」
としか思わなかったんです。魂だけ一緒に行ったのかな?
その後も夜になると見たくない映像が頭の中を流れます。
能登半島が光っていたり…(のちに地震が…)
温暖化が進み、関東が沖縄くらいの気温になったり…
謎の病気が流行し、次々と人が死んでいく…(あれ?コロナ予知だった?)
その中である男の子を保護する…誰かは未だに分かりません。でも名前は……
「さとしくん…」
だった気がする…
他にもおじいちゃんがいました。このおじいちゃん…私の曾お祖父さんだったんです…父方の…..
私の霊感て夢で色んなことを教えてくれる事が多いのですが、このおじいちゃんには会ったことないのですが、夢に出てきたことがあり、夢の中で一緒に東京見物に行ったんです。誰だろ?って思ってたところ、祖母の家に行き仏壇上の写真を見てびっくり…
このおじいちゃんだ!!
って叫び判明したことがあるんです。親戚中ビビってました笑
さとしくんやおじいちゃんの夢を2日くらい見たあと怖くて泣いてしまった事がありました。寝れない、変な夢ばかり見る…
怖くて泣いて、看護師さんに心配される←
そして、3日目の朝方…
目を開けるとベッドの横にさとしくんと、おじいちゃんがいました。
あーとうとう寝てなくても見るようになった…と思ったらカーテンのところにカオナシのような格好の謎の生物がいました。
顔を真っ赤にして怒っています…
怖い…と思ったらその謎の生物が私の顔の前へ…
なに!?
と思ったら鼻に刺さったトゲを抜いて欲しいと…
は?と思いつつ抜いてあげました笑
そしたら急にその生物が優しい、ブルーフェアリーみたいな人になり
「もう大丈夫」
と言いました。
その瞬間右手の手首に冷たい空気?が当たりさとしくん、おじいちゃん、ブルーフェアリー?全て消えていました。
天井、ベッドの文字も全て消えて幻覚が全てなくなりました。
「もう大丈夫」
の意味…私の命が繋がった瞬間だったのかも知れません。
この幻覚中にもうひとつある夢を見ました。
さるぼぼのように人がなっています。その中で私だけが赤いさるぼぼ…
天国のようなところにいますが、ふとした時に下に落とされてしまいます。
するとたくさんの黒いさるぼぼが私を助けてくれました。
私を助けたさるぼぼ達はそこの神様?みたいな人に
「俺はいいことをした!選ばれた者を助けた!」
と口々に言い出しました。
そう言った人達…下に落とされたんです。
その神様?みたいな人が
「見返りを求めるのは愚かな人間がすることだ。いいか、お前は人のためになることをしなさい」
と言われました。
なんか深いですよね…たかが夢…されど夢…
この言葉を胸に…人のためになることをして、恩返しをしなくてはならないんだと感じました。