あくまでも40年ほど前の話です。医療が進化したなーと思ってお読みください。現在進行形の話ではございません※
運動は制限されていましたが、走ること以外は比較的なんでもやっていました。
鉄棒に、縄跳び、バトミントン・・・
運動神経が良かったわけではないのですが、人並みにできていたように思います。
ただ、走るのは苦手・・・。ハードルは怖くて飛べず・・・。80m以上は走るのがいや・・・
球技もどうも下手くそで球技をすると9割頭に当てる始末です苦笑
保育士になるために、ピアノを習い、創作教室(図工)、お習字を習いました。どれも保育士になったら必要だと思ったのです。
そして高校では絵本を読むことを考えて「演劇部」に入りました。
こうして、なにかをするにも保育士になるには必要なことだと思ってやってきました。
高校に進学する時も地元の高校ではなく、となりの市にあった保育科にエスカレーターで進学できる私立を選択しました。
しかしながら、親の転勤で高校終了後引っ越すことが決定。私立にいったにも関わらず短大へは進学せず、専門学校を受験しました。
この時に初めて人と違う。心臓が悪いことでできないことがあるんだと感じた時でした。
とある専門学校に健康診断書を提出し、試験を受けました。
面接にて
「あら?心臓が悪いの?見えないわね」
と言われました。
隠すことでもないし、隠す必要性はないので正直に応えたのですが・・・・
「心臓悪い人いたことないのよね・・・。大丈夫なの?」
と聞かれました。その当時一度も発作もなかったので
「手術してからはほかの人と変わりなく生活しています。多少の運動制限はありますが、特別なことはありません」
と言ったのですが・・・・
結局そこの専門学校からはいいお返事が頂けず、ご縁がありませんでした。
泣きました。荒れました。心臓が悪いせいで5歳から見続けた夢は叶うはずがないものだったのだと泣きました。
今までの努力はなんだったんだろう。私は何のために生きているんだろうと・・・。
死んでしまいたい。そう思った瞬間でした。