まさかの星四つ?な週末
先日、金・土と2日で2店舗、ミシュランの星合わせて4つという贅沢なランチワイン会に参加してきました。
まず金曜日に訪れたのは白金にある、カンテサンス、言わずと知れた予約の取れない三つ星店であります。
ランチでも3か月待ち・・・
店構えは思っていたよりこじんまりとしていた。
店に入るとすかさず「いらっしゃいませ、化粧室のご利用は大丈夫ですか?」
はい、必ずトイレでチェックします、よくご存じで(笑)行きとどいた丁寧なサービス
席は個室だったので全体はあまり見渡せませんでしたが、セラーにずらりと並んだワインはどれも素晴らしい造り手のもので圧巻でした。
先日の地震で貴重なワインが何本か割れてしまったそうで残念です。
さて、噂に聞いてはいましたがこれが↓

まさかの白紙のメニューーーーーー!!
全ておまかせということで・・・
さて最初のワインは、ドメーヌ・ジャン・ラルマンのシャンパーニュ、ヴェルズネイ村のピノノワール、秀逸です

料理もワインもの写真が全てないので残念です
最初はガスパチョでした、暑い日だったので爽快!
こちらはヤギのミルクで造ったチーズとオリーブオイル、塩を使ったヴァヴァロワ

何がすごいかって、美味しいのはもちろん当たり前ですが、こだわりがすごい
山羊のミルクの味わいが日々変わるのでそれに合わせて4種類のオリーブオイルの調合を毎日変えて造るそうです、絶妙に塩が効いていて美味!

こちらはフォアグラを使った料理には
マルク・クライデンヴァイスというアルザスの作り手のゲヴェルツトラミネールを合わせました
風味を残して余計な脂肪分を取ったという上品なフォアグラでした、下にひかれたサクサクのパンの歯ごたえがまだ残ってます。
このあとのお魚料理にはなんと日本ワインの甲州がでました、まったく日本ワインだとわかりませんでした、シャープでキリっとしていてよく合いました
そしてメインの鴨ですが
この鴨の調理方法に恐れ入りました、最高の火入れ加減にするためにオーブンに入れたり出したりを30回以上繰り返し、3時間以上にわたって調理するとのこと、確かに肉厚なのに柔らかく綺麗な色でした、ソースは香草の効いたさわやかな味、そしてドメーヌ アンヌ・エ・エルヴェ・シゴーのシャンボール・ミュジニー2004、2004年のブルゴーニュワインは青臭いといわれているのをソースに合わせてチョイス、さすがです。


デザートもアイデア満載、特に上の写真に浮いているキングデラウェアを砂糖漬けにしたもの、パリパリという食感と良く冷えたデラウェアが不思議な味わいとなって涼しさを与えてくれました
いやはや、初の三つ星体験でしたが、マニアックすぎると言っていいほどの知識・うんちく・こだわりでした。
そしてなにより思ったのは、お料理・ワイン・サービス全てが一つにつながっているということ、これがこの満足感を生んでいるんだなと感じました。
勉強になりましたぁーーー