自分が 赤ちゃん だった 頃を 

 

思い出せるだろうか

 

 

遠く かすかな 記憶が 残っている ひとも

 

いるかもしれない

 

 

ほとんどの ひとには 難しいに ちがいない

 

 

もしも 近くに 赤ちゃんが いたら

 

その 様子を しばらく 見守ってみて ほしい

 

 

気づけば 自然に 口元が ほころび

 

笑みを 浮かべた 自分が いる

 

 

それは なぜか 

 

赤ちゃんから 見える 世界は

 

その 一瞬 一瞬が 刺激的

 

だから 笑顔が 絶えない

 

その 安堵した 朗らかさに 

 

わたしたちが 感化されるのだ

 

 

それは 

 

成長した わたしたちが

 

その 過程で 忘れてきて しまった

 

赤ちゃんの 生き方 

 

 

赤ちゃんは この世に 生を 受けると

 

今 この瞬間 だけを 全力で 生きる

 

 

自分の 生を 疑わない

 

この 世界を 疑わない

 

 

「 この おっぱいは 飲んでも 大丈夫だろうか? 」

 

「 この ひとたちは 信じても 大丈夫だろうか? 」

 

「 わたしの 将来は 大丈夫だろうか? 」

 

などと 赤ちゃんが 考えるだろうか

 

 

わたしたちは 生まれた 時点で すでに 完璧なのだ 

 

 

「 今 ここで 生きる 」 力を 

 

すべての ひとが 持ち合わせ 生まれてきた

 

 

それが 真実

 

 

赤ちゃんの 笑顔は それを 伝える

 

わたしたちへの サインだ