枕は大事〜合わない枕で椎骨動脈解離を患った話〜

わたしはここ何年か、枕が合わずに枕ジプシーでした。

年齢的に、更年期になって寝つきが悪くなったのか…、それまではどこでも秒で眠れるのが自慢だったのに、いつの日からか仰向けでは一切眠れなくなっており…、Amazonやらで評判のいい、いろんな形の枕を購入して試しても試しても寝付けず、しまいにはソファに置いているクタクタのクッションを腕に乗せて、うつ伏せで寝るのが一番心地よくなっていました。

そして、起きた時には首が左右どちらかに向いた状態でガチガチに固まっており、年に数回、いや、多い時には月に何回かは、起き抜けのひどい頭痛と嘔吐で仕事を休むことも続いていました。

2022年6月は、月の半分以上頭痛薬を飲んで出勤。さすがに1週間連続で痛みが続いた時には、総合診療科（内科）を受診。

（その時自分では、頭痛はうつ伏せ寝や枕が一因だなんて、夢にも思っていませんでした）

医師は『首こりと肩こりひどいんじゃない？よくいるんだよねー、筋緊張性頭痛だよ。整体に行って揉みほぐしてもらったら？』と。

疑問に思いながらもロキソニンとレバミピドとミオナールを処方され、藁をもすがる思いで、ひどい頭痛でヨタヨタになりながら、病院からのその足で一駅先の整体へ…。

…それから1週間以内に救急車を呼ぶことになるなんて知る由もなく

たしかに、わたしの場合、整体施術は救急車を呼ぶトドメの一撃にはなってしまいましたが、何年かの間、断続的に起床時の頭痛と嘔吐があったので、動脈解離が少しずつ起こっていたのかもしれません。（医師や専門家からしたら、何年も解離しているなんて椎骨動脈解離とは違う、とおっしゃるかもしれませんが、実際痛みを感じていた自分は、感覚的にそうとしか思えません）

入院した時は、首に枕が当たるだけで痛くて眠れず、レンタルタオルを何枚か多めにお借りして、高さを調節した自作枕で過ごしました。