三連休の初日の土曜日、いつも通り5:00頃には目が覚める。この日は予定が入っていなかったので、天気が良ければ山に登ろうと思っていたのだが、疲れがたまっていたのか体が重くなかなか起き上がれない。しばらくダラダラと過ごしていたのだが、朝食を済ませシャワーを浴びるとすっかりと元気になった。時間を見るとまだ9:00過ぎであり、自宅から見える富士山も春霞に隠れそれほどきれいではないのだが、そこそこの様相が見えた。それでは!というわけで、この時期に一度歩いてみたいと思っていた水ヶ塚まで須山口登山歩道を歩る事とした。
最古の東海道といわれる十里木街道を北進し、富士サファリパークを過ぎた交差点を左折し富士山資料館の奥にある専用の駐車場に車を止める。本来ならそこより90分ほど裾野市側に下がった須山浅間神社からスタートするのが正式なルートであるのだが、今回は時間の関係で割愛する事とした。10:30にスタートする。
実は登山道の右側に東富士演習場があるのだが、もくもくと黒煙が上がっていた。すぐに野焼をやっているのか?と判ったのが、天気は良いけど風がかなり強い。まあ、自衛隊のやっている事だから上手に出来るのだろうと思っていたのだが、帰宅後のニュースを見てびっくり。このあたりにいた頃に大変な事になっていたんだと後から驚いてしまった・・・
良く整備された遊歩道を30分ほど進むと弁当場と呼ばれる場所に着く。かつて源頼朝が巻狩りの際に炊事場として利用し米をといだ場所とされる。実は車でも来る事も出来、この時も車いっぱいにポリタンクを積んで水汲みに来ている人たちがいて、下山時もそうした姿を見る事となる。
弁当場を過ぎしばらく進むと、ようやく登山道らしくなってくる。少し注意を要するトラバースあり、倒木が立塞がって迂回が必要な場所や、崩壊しそうな箇所もあるのだが、積雪時以外は危険な状態ではない。勾配も次第に急になってきて1時間ほどで、フジバラ平というところに出る。富士茨(薔薇)の群生地という事で、奥にこんな沼地があった。霧の中に突然こんな風景を見たとしたら、幻の池?なんて思ってしまうかもしれないが、何の事はない。隣接する日本ランド遊園地の貯水池との事だ。ここはモリアオガエルの生息地でもあるようだ。
この後は日本ランドゴルフ場、日本ランドスキー場に隣接する沢や沢沿いを登り続ける事となる。突然目の前にゴルフ場のティグランド(9番ホール)が出てきたり、スライス(OB)ボールが転がっていたり、スキー場の場内のBGMが聞こえたりと、平安から続く古道としては何となく興ざめであるのだが一人歩きでも不安はない。50分ぐらいでようやく水ヶ塚の水源に到着する。ためしに水を飲んでみると特有の甘味のある軟水である。石碑が立っていて80%ぐらいしか判別が出来なかったが、明治時代からのこの水源の利用した様子が記されており、昭和7年に建てられた物のようだ。
水ヶ塚水源から水ヶ塚駐車場までは10分ほどの距離しかない。予定通りちょうど13:00に到着したのだが、予想はしていたが、すでにガスが発生していて富士山はまったく見えなかった。ちょうどフランスからの団体で売店はごった返していた。かき揚げそばを注文して昼食とする。帰りは同じコースを2時間ほどかけて下り終了とした。これで2年越しで須山口登山道が山頂まで繋がったわけだ。ところで、この登山道の1合目は、今日のコースにはなくて、駐車場からさらに登った須山お胎内である事を追記しておく事とする。




