山の計画というのはそう思い通りにならないようで、特に富士山は微妙です。朝5:00に自宅を出た頃は、雲の切れ間も見え、富士山に近づくにつれ正面に見えた富士山の山頂は雲に隠れているのだが、宝永山や山の輪郭もしっかり確認できたので、そのうち晴れてくるだろうと安易な気持ちで水ヶ塚公園へ向かう。シャトルバスのチケットの発売開始は5;50から。もちろん多少は並ばなければならないのだが、6:00スタートのバスは何台も待機しているので余裕で乗車出来、6:30には五合目に着く。残念ながら、天候は雨・・・完全武装で7:00から登山を開始した。
六合目に着いて見上げると天候のせいか登山者の数も比較的少ない。雨も強くなってきて、あいかわらず山頂は雲に隠れている。そのまま富士宮口ルートか、宝永山経由の御殿場口ルート(プリンスルート)で登るか選択に悩んだのだが、宝永山の方へ向かっているパーティを発見し、多少心強くなって当初の計画通り宝永山に向かう事に決めた。
しかし、先月水ヶ塚公園より登った第一火口分岐 に着くと、先ほどのパーティは宝永火口の方に降りず、御殿庭上方面へ下りは始めた。「やられた!」と思ったのだが、ここまで来ては仕方がなく馬の背を目指して登る事となる。この時間、前にも後にも私以外にこのルートの登山者は誰もいなく、雨も風も強くなってきて最悪の状態となり、さてどのタイミングでリタイアしようかと考え始めていた。
それでも、御殿場口ルートに入ると幾分風雨も収まり、七合目付近からしばらくは小雨となる。本来なら迷わずリタイアをするところであったが、思いのほか視界が良い。この写真は七合目、日の出館前から見えた山中湖。
さて、どこまでで終わりにしようなどと考えているうちに赤岩八合館に着く。そう、昨年皇太子殿下が泊まった山小屋だ。この付近から再び天候が悪くなるも、時刻はまだ10:30。比較的体調もよかったのでそのまま登り続ける。時折、来週開催される富士登山駅伝の選手達が短パンで駆け上がっていく。気温は間違いなく10度以下。たいしたもんだ。最後はそれなりにきつかったのだが、雨の中ほぼ12:00に山頂に到着する。
御殿場口頂上に売店はない。富士宮口頂上にある富士館(昨年8月、歴史的な初冠雪の日に登頂の際、突然の雪や雹のため登山者でごった返す中で震えていた
)で、800円のカップヌードルを食べながら暖をとる。もちろん頂上の視界は悪く、長居は不要だ。30分後、再び御殿場口登山道より下山を開始する。
赤岩八合館で宝永山や双子山を眺めながらのコーヒー。そんなに美味しくはないのだが、この眺望を見ながらの休憩は格別だ。
実は、プリンスルートの宝永山馬の背から御殿場口登山道への分岐が表示が無くわかりにくかった。実際、何人かの登山者が砂に足が埋まりながら下山道を必死に登っていた。分岐は馬の背から少し上がったところから右に進めば登山道に出ます。
帰りは旧二合八尺まで大砂走りで下り二ッ塚経由で水ヶ塚公園まで戻ろうと思ったのだが、全身かなり濡れていて風邪を引きそうな感じだったので、そのまま登ったコースで富士宮口5合目へ戻る。例の落石事故の対処として、クレーン車で防止の為の土嚢を積んでいた。
実は、結構落石が怖そうな岩肌の場所もあったのだが、疲れていてもスピードを上げて登ったりしたりして・・・。さすがに事故現場が生々しかった。







