現在、年2回行なっている全社員面接の真っ最中です。11月決算の弊社では、12月は新しい年度の目標設定がスタートするのですが、この目標に基づき各部門の目標設定を決め、それを実行するために社員全員の目標を設定します。同時に前期の目標に対する査定を行い、その結果が給料や賞与に反映するわけなので、所謂人事考課制度を行なっているのですが、本質的な意味は目標管理制度です。
前にも書いた事があるのですが、目標をしっかり決めて、何のためにそれをしなければならないか、社員に納得してもらわなければ良い仕事は出来ません。そんなわけで、もちろんそれぞれの所属の上司から、事前に説明はされていますが、社長として直接話をさせていただく機会を作っております。
私自身も、当然の事ながら日々考え方は変化していきます。そんなわけで、毎年少しづつ話している内容というか、その本質も変わっているのですが、今回特に思い入れを持って話しているのは、会社にとって何が一番大事であるかと言う事です。
先日、現在10万部以上売れてベストセラーになっている、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者である、坂本光司氏の講演を聞いてきたのだが、その中で著書のタイトルになっている会社にとって一番大切なものは何かとの話がありました。
実は、私は一番大事なのは顧客満足と思っていたのですが、これは坂本氏が6,000社に及ぶ会社訪問の結果による分析で出した結論なんだそうだが、最も大事な事は、社員とその家族を幸せにする事であるとの事でした。社員が喜びを感じ、その結果幸せになれて初めて満足のいく仕事が出来るわけで、顧客に対しても満足のいくサービスを施す事が出来、その結果が会社の収益につながり、その利益を適正な配分をしていくという循環を作る事がもっとも大事な事なのです。
そんなわけで面接を通じ、そうした会社の理念を社員に伝えることで私自身も勉強させていただいております。会社の規模が違えば、おかれている環境や条件は違うかもしれませんが、リストラをして業績の帳尻を合わせている企業の将来は、そうした観点で見るとけっして明るいはずがないのです。
