さて、週末を前に米国の金融安定化法案は、
無事、下院で可決した。
最近、このネタばかりになってきたが、
金融の勉強をするには、こんなにおもしろいネタはない。
そして、この金融問題は、世界の仕組みを理解する上で、
切っても切れないものである事が、一般人の私にも
よくわかってきたわけだが・・・
今後は、米国の債権の問題がクローズアップしてくる。
世界中で、お金があって政策がしっかりしている国々は、
アメリカの債権を徐々に減らしていて、リスクヘッジを
行なっているのだが、日本においては、GDP比20%以上の
外貨準備高(9,541億ドル)を持っている。
民主党の金融政策チームは、これを1/2にするように、
提言を始めた。
現在の金融状況を考えれば、単純に国益だけを考えれば、
あたり前の話であるのだが、現在の与党及び、財務省の
見解はもちろんNOである。
かつて、橋本総理大臣は、米国の理不尽な圧力に対し、
「そんな事を言うんだったら米国債権を売るぞ・・・」
などと、発言してから、急速にその立場が怪しくなっていった。
今後の政権交代を考えると、日米関係は果たしてどうなるのか?
民主党は、どこまでアメリカの圧力に抵抗出来るのか?
ってところが、とても重要になってくると思うのだが、
国防問題や、経済問題に発展すると、一気に解決する事は、
到底無理な話でしょう・・・
ところで、石油の先物相場なんだが、このところ、
100ドルを割り込み、95ドル前後で落ちついている。
その割には、ガソリンの店頭価格の値下げのペースが
遅いなんて、妙にに感じてしまうのだが、
今日の日経に、今年の理論上の原油価格は、
95ドルであるという記事が出ていた。
金融危機で、こうした現物資源にお金が集中し、
また再び、原油高騰になるのか?などと、
一瞬思ったりしたのだけれど、考えてみれば、
投資マネーに現在そんな元気はない。
結局、この価格水準でしばらくは推移しそうである。
地政学的リスクも、当面は大丈夫なようで、
お金がなければ戦争も仕掛けられないわけですね。
さて、原油価格の高騰にからみ、
原子力発電を推進する論調が多く出ていたのだが、
この辺も怪しい話で、そのうちなんか
ボロが出そうな感じなのだが、今後は、もう一つの流れの
風力発電の開発の方向へ、大きく世論が動くのではないのかと
期待を込めて予想したい。