そんなある日、テレビを見ていたら、
サマンサタバサの寺田社長がテレビに出ていた。
トイレットペーパーとファッションブランド。
もちろん業種的には、何の脈略も無いわけで、
普段から、ファッションにはまったく興味のない私は、
ボーっと内容を見ていたのであるが、
その会社のブランディングを創る手法に注目した。
ヴィクトリアベッカムや、ヒルトン姉妹、シャラポア等との
コラボで話題作りをしており、そのモデル交渉が、
社長自らの体当たり交渉である事に大変興味を持った。
そこで、著名人に商品のコンテンツを製作してもらえば
必ず話題になると思い、人選に入った。
で、頭に最初に浮かんだのが、やくみつる氏であった。
そうだっ!「やくみつるに4コママンガを描いてもらおう。」
原色トイレットペーパー大全(扶桑社)
やくみつる(著) 1994年5月発行
実は、やく氏は知る人ぞ知る、
トイレットペーパーの包装紙の収集家であった。
氏の、このB級コレクションの事は、業界内では
よく知られていたのだが、本まで出してしまった氏と、
製紙メーカーとの接点がそれまでほとんどなかった。
さて、どうしてコンタクトを取ろうか?
やく氏の連絡先を探す事が最初の課題であった。
つづく・・・