前回「遊びの教育」の紹介で、遊びには自然発生的なルールがあり、最低限そのルールを守ることと、より効果的なルールを創造したり、活用する方向性があることを学べたら素晴らしいなと。
遊びには、そのルールに関することに加えて
・「参加する姿勢や態度」といったものが一人ひとり違うんだということ
・どの程度そのことが好きになったかや「夢中になる」とはどんな感覚なのか
など、自然に体験したり学べたら、その後の成長に大きく影響するようなことがちゃんと含まれているようです。
たとえば、バルツォに入会してくる子は初めからサッカーが大好きでしょうか?
それから、「サッカーが好き」とは365日やってもやり足りないくらいなのか、週に1回程度やれば充分なのか?
理想的には、(遊びなのだから)強制されることなく、自ら進んで参加することですが、はじめから何よりもそして、誰よりも好きな子はほとんどいないと思います。
しかしバルツォでは、「月に1回くらいだったらやってみたい」や「1年に数回ならやってもいいよ」を、「きらいじゃないんだ」レベルからスタートして、時間をかけて、遊びながら好きになってもらうよう努力しています。
そして&やがて誰もがおそらく体験するであろう、あの『時間を忘れて夢中になった瞬間』の輝き。
いったい現代っ子は、テレビゲーム以外でどのくらいの子が、この人として理想的な瞬間を知っているでしょうか!?
そこでは、大人がよく使うことばの「集中」をからだでわかったり、自らの可能性のすごさを予感したりできるのではないでしょうか。
現在のユースの中心選手、いまでも小学生の時と同じように、グラウンドに来る時は自ら進んで遊びに参加しているから、すごいんです!!