愛犬に与えているお水は水道水ですか?
さて、問題です!
ワンちゃん与えるお水は水道水と浄化器を通した水、どちらが良いと思いますか?
■ 犬に与える水は軟水が最適
実は、ワンちゃんの体は体重の65%が水分で、その2/3が細胞内に存在します。
残り 1/3が細胞外に存在し、主に血液やリンパ液となります。成人の体も約65%が水分と言われているのでワンちゃんも同じなんですね。体に必要な栄養素が不足すれば、免疫力が低下し、病気にかかる確率も上がってしまいます。そして、当たり前に飲んでいる「水」もその大切な栄養素となります。
ここで重要なことは、「水」だったらなんでもいいの?
ということです。
【隠れスポットエミちゃんネル】に我が家のわんこが登場!
よろしければ、チャンネル登録もよろしくお願いします😀
■ 犬にミネラルウォーター(硬水)はNG
人間社会では浄化器を設置したり、
ペットボトルのミネラルウォーターをわざわざ購入して飲料水として利用している家庭は当たり前のように存在します。
愛犬も家族として考えるとミネラルウォーター を与えてるご家庭もあるかもしれません。
問題とはズレてしまいますが、
ワンちゃんにミネラルウォーター(硬水)は邪道です!
なぜなら・・・
ミネラルウォーター(硬水)はカルシウムやマグネシウムが多く含まれており、
ミネラルを過剰摂取するリスクが高くなります。
毎日飲み続けると結石になるリスクが高まり、
お腹の調子を崩すワンちゃんもいるくらいです。
もちろん、軟水のミネラルウォーター であればOKです。
余談ですが、炭酸水も体に良いと言われていますが、ワンちゃんには刺激が強すぎるので、NGです。わざわざ高いお金を払って購入した美味し~と思われるお水を毎日毎日与えていても、その水が硬水であったならば、愛犬の体にとっては適切なものではなかった・・・
ということになります。
あっ!!ここで問題です。
日本の水道水は硬水ですか?軟水ですか?
答えは・・軟水です。
ということは、ワンちゃんにとっては水道水が最適なのです。
■ 犬に与える水にひと工夫
塩素が気になる方は十分に煮沸したお水を冷ますか、半日から1日程度日光に当て汲み置きしたお水を与えるようにし、こまめに変えてあげることをお勧めします。
プチ情報ですが、水道水にレモン汁を垂らすとビタミンCが塩素を分解・揮散してくれるのでワンちゃんの体にも優しく手軽なのでオススメです!
浄化器を通したお水も同じように軟水です。
煮沸した水道水と同じ扱いになります。
水道水に含まれている塩素を除去しているので雑菌が繁殖しやすい状態ですのでこまめに取り替えてあげましょう。
■ ワンポイントアドバイス
肌の弱いワンちゃんは、塩素に弱くアレルギー反応を起こしてしまっていることもあるので塩素を除去したお水を与えてあげましょう。もしかしたらアトピーの原因になっているかもしれません。塩素を取り除いた水は(煮沸した水や浄化した水)雑菌が繁殖しやすくなるので、その辺りも十分注意して与えるようにしましょう。
1日に必要な水分量の簡単な目安として、ドッグフードを与えているご家庭であれば、ドッグフードと同量の水分が必要です。1日100gのドッグフードを与えてるワンちゃんであれば、水分は1日100ccとなります。
シニア犬になってくると水分の摂取量が不足することが多くなり、熱中症にかかりやすくなります。こまめにお水を飲んでくれない場合、ぬるま湯(38度)を与えると飲んでくれる場合もあります。急激に体を冷やすことはよくないので、冷たく冷やした水はあまりお勧めできません。
冷たい水は、胃腸の調子も崩してしまうこともあります。
真夏などは十分注意して下さい。ただし、冷たい水なら飲んでくれるのに・・といった場合は、あなたと愛犬とのコミュニケーションを密に取り、様子を見ながら与えていきましょう。
良いと言われることはジャンジャン試していくことが大事です。
その中で、何が合うか合わないかが見えてきます。
水分が少ないと、尿の量も減るので尿結石のリスクも高まります。逆に、自ら水をがぶ飲みするようであれば、腎臓病の可能性もありますので、かかりつけの病院に行くことをお勧めします。
■ まとめ
愛犬にとって適しているお水
・水道水・・・軟水なので適している
・浄化器を通した水であれば問題はない
・ミネラルウォーター (硬水)は愛犬にとって適していない
*水道水の塩素が気になる方は、
十分煮沸した水を冷まして与えるか、
半日から一日置いたお水を与えてください。
体内の水分は、尿・糞・唾液・肺からの蒸散によって絶えず失われています。潤いのある体は健康的で、病気を寄せ付けない強さも手に入れることができます。
たかが水・・されど水 毎日口にするものであり、重要な栄養素です。大切な家族のために、当たり前に与えていた食事をちょっとだけ意識してみましょう。
意外なところで愛犬の健康の秘訣が見つかりますよ。