老犬の症状って例えばどんな状態を想像しますか?
愛犬の年齢が7歳を過ぎていたら、ちょっと立ち止まって考えてみて下さい。
我が家にも16歳になるシニア犬がいます。
9~10歳くらいから急に老け込み、老犬化していきました。
我が家の愛犬の症状だけでもかなりあります。
■ 犬の老化は何歳から?
犬の老いは7歳過ぎから始まり、10歳~13歳がピークで、その後は緩やかに老いていくようです。
この時期に大病しないことを祈るばかりですが・・
ここに当てはまる症状があるからといってがっかりしなくても大丈夫です。予防対策はあります!後半の記事をお楽しみに・・
■ シニアあるある
- 白髪が増える。
- 口臭がキツくなる。
- 足腰が弱くなる。
- 目が見えにくくなる。
- 耳が遠くなる。
- 食が細くなる。または食べ過ぎて肥満気味になる。
- 怒りっぽくなる。
- やたら不満気な態度をとる。
- 寝ている時間が多くなる。
- 寒い日の散歩は以前にも増して行きたがらなくなる(我が家だけかも)
- 水を飲む量が減る。
- 足先が冷たいことが多い。
- 歯が弱くなる。(歯周病が悪化する)
- 昼夜が逆転する。
- 昨日まで出来ていたことが出来なくなる。
- 疲れやすい。
我が家の初代愛犬は12歳に癌を発症し、その後4年間闘病しながらも頑張ってくれました。
現在13歳になるイタグレは、白内障でほとんど目が見えず、聴覚と臭覚を研ぎ澄まして日々生きています。
10歳の頃に眼球が白く濁ってきて、それが少しづつ広がり現在では光は取り込むことはできますが、人を認識したりすることは視覚ではほぼできません。
■ 老犬の日常生活での注意
ここで気をつけたいのは、老犬を過保護にし過ぎないこと。
危険だと感じる段差をなくすことによって、足腰が弱くなります。
障害物を排除することによって、感覚が鈍くなります。
静かに当たり前の毎日を過ごすことによって、痴呆症を患うかもしれません。
可愛いからといって、甘やかしは厳禁!
思いやりと甘やかしは違います。
この加減がとても難しいのですが・・
階段や障害物も今まで暮らしてきた中での記憶は残っていて、
部屋の模様替えなどをしない限りは
感覚で上手に避けて通ります。
筋肉の衰えが足腰を弱くしていくので、なるべく歩かせてあげましょう。
痴呆症予防のためには、散歩ひとつにしても、できれば毎日ルートを変え、刺激のある生活を送りましょう。
性格の問題もありますが、仲間が増えた方が元気になる子も多くいます。
思い切って子犬を迎え、超刺激的な生活を送るのも対策です。
まさに我が家はそれですが・・
ただし、一日の中で静かに過ごす時間は必要です。
仲間を迎え入れた場合は、のんびり一人になれる場所と時間を必ず確保しましょう。
食に対するワンポイント
シニア犬になると、腎臓に負担をかけないため、
(低タンパク質)なドッグフードを選ぶようアドバイスをする病院もあります。
しかし、タンパク質は筋肉・骨・血液をつくる上で欠かせない栄養素です。
タンパク質が不足すると筋肉が衰え、体力も低下してしまいます。
ただタンパク質を減らすのではなく、
良質なタンパク質をきちんと摂取させることが重要です。
ドッグフードの成分表の%でいうと30%前後でも取りすぎということはありません。
穀物のタンパク質よりも肉のタンパク質の方が良質で犬の体には合っています。
胃腸が健康で腎臓に異常がないのであれば、免疫力を高めるためにも体にあったフード選びを心掛けましょう。
7歳を越えるとシニア犬のドッグフードに切り替えましょう!
などとフードメーカーのパッケージには記載されていますが、
とくに健康に問題なく、日常を過ごせているのであれば、
ドッグフードをすぐに切り替える必要性はありません。
例えばの症状でいうなら、吐いたり下痢をしてなければ大丈夫ということです。
シニア犬で食べる量が少量になったとしても良質な材料を使用したドッグフードを与えるようにしましょう。
■ まとめ
高齢犬だからといっても10歳ごろまでは全然元気です。
10歳~13歳の間は愛犬を注意観察し、日常の変化を見逃さないようキャッチしながら、病気予防と体作りに心掛けること。
1日にして健康はならず
今一度愛犬の食生活を見直してくださいね。
追伸
シニア犬は温度調節も鈍くなっています。熱中症などにも十分ご注意ください。寒い日は手足が冷えています。暖かく過ごせるように気をつけましょう。