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■ NOTES ■
今日の十亀さんは
前回登板10/1 マリーンズ戦（QVCマリンフィールド）において
四死球によって5個の余計な出塁を奪われた反省を活かし
四球1個で四死球によって奪われた余計な出塁も
その1個のみに抑えていくことに成功、
常にストライク先行の投手有利なカウントを
継続しようという高い意識を魅せつつ
大胆にゾーンを攻め続けていくことに成功したと
高く評価できる投球でした。
ただし、そうやってゾーンの中に
投球を到達させていくことについてはうまくまとめていくものの
相変わらず投球が高めに上ずったり
また内角を意図したものが外角にずれたり、その逆もあったりと
思い通りにその投球を到達させていくことにはなかなか成功せず
それでも2回そして3回のように
先頭打者の出塁を防ぐことに成功したイニングは
安定して順調にアウトを積み重ねていくことに成功するものの
初回そして4回のように
先頭打者に出塁を奪われたイニングについては
課題の走者を背負っての勝負が続いていく中で
盗塁を許したり痛打を浴びたりとやはり苦しい投球が続くこととなり
結果それでもなんとかいずれも失点1のみの
最少失点にまとめることには成功するものの
このシーズン最終盤の大一番のゲームが続く時期においては
長いイニングを消化していく、という信頼を得るまでの
投球であるとまでは残念ながら評価されることはできず
4回を消化し終えた時点でマウンドを救援陣に譲ることとなりました。
いろいろとまだまだ課題が山積みである十亀さんですが
それでも勝ったり負けたりを繰り返していく中で
1年を通じて先発ローテーション枠を
維持し続けていくことに成功したことも疑いのない事実です。
その課題にしても、そうやって一年を通じて
安定して大胆にゾーンを攻め続け、数多くの打者たちと勝負し続け
そしてアウトを奪い続け、イニングを消化し続けていったからこそ
今後十亀さんが長年にわたって安定して活躍し続けていく
一流選手へと成長していくために克服すべき点として
浮かび上がったと言えますから
今後十亀さんがどうやってひとつひとつ課題をクリアしていき
そしてどうやって更に効果的なゾーンの攻め方を見出し
そして編み出し、自らのレパートリーに加えてくるか、
大きく楽しみにしながら
今後もその投球を出来るだけ長く、追い続けてければと願います。
