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■ NOTES ■
今日の岸さんは
相手のファイターズ攻撃陣の打者たちが
初回の陽選手のソロ本塁打以降、
なかなか出塁を奪えずにアウトを積み重ねていったこともあり
2ストライク以降の勝負が計16度と全体の6割以上を占めると共に
逆に3球以内の勝負が6度のみで全体の1/4ほどに留まり
更には4球以内の勝負も計13度で全体のちょうど半数となるなど
全般的に、数多く打席で忍耐強く戦い続けていき
なんとか出塁を奪おうとしてきた中で
もちろん今日の白井球審のある程度狭い、
厳しいストライクゾーンの判定という要素もありながらも
初球から2球続けてボール球を記録した勝負が
計4度（15.4%）とある程度散見されていくと共に
結果から観ていっても3ボール以上を記録した勝負が計7度、
そして四球も3で四死球によって奪われた余計な出塁も3個とかさんでいき
ストライク率も6割程に留まる物足りない成績でしたから
特に5回以降のゲーム中盤から終盤にかけて
思うようにストライク先行の投手有利なカウントで
勝負し続けていくことに失敗し
そして大胆にゾーンを攻め続けていくことに
残念ながら失敗したと評価できます。
もちろん、最高143km/h、平均140.1km/hで
数多く140km/h付近を計測してくる
いつも通りの素晴らしい精度を誇る速球を
全体の半数近くと数多く利用していきながら
速球以外の球種についてはそのほぼ2/3を
ゾーンの低め以低に徹底的に集めてくる
非常に優秀な、低めへの制球の高い意識そして集中力を披露、
また前回登板9/10 ホークス戦（福岡ヤフオク！ドーム）で
その大きな武器であるカーヴの利用頻度を抑える一方で
チェンジアップに頼りきりになって
相手打者たちに狙いを絞られて数多くの出塁を奪われた反省を活かし
そろそろ相手打者たちの意識が、対策が徐々に徐々に
カーヴからチェンジアップへとその比重が移動していくことに対応し
序盤からカーヴを数多く駆使していくと共に
チェンジアップとほぼ同じか多少速い程度の球速で
最終的に水平方向に逆に変化するスライダーも数多く駆使、
相手打者たちにうまく球種を絞られていくことなく
凡打を積み重ねていったこともあって
成績としては7イニングを消化して奪われた出塁を
四球によるもの3個に加え初回のソロ本塁打1本のみで計4個のみ、
失策によるもの1個を加えても計5個に抑えつつ
失点・自責点ともにそのソロ本塁打の1点のみに抑え
みごとQSを大きくクリアしてくることに成功したものの
そんな中でも初回、そして7回のAbreu選手との勝負においていずれも
初球から3球続けてボール球を記録しながらも
その後ゾーンの高めそれも甘めに投じた速球を
打者が打ち損じポップアウト、グラウンドアウトと凡打に切り取ったこと、
また三振3個・グラウンドアウトを9個と
本格派投手らしく三振やグラウンドアウトを数多く奪っていきながらも
一方で外野手の処理した、ある程度鋭く飛距離の長いフライアウトも
計7個とある程度数多く散見されていったように
ライオンズ内外野野手守備陣の全体的に安定した、そして素晴らしい
フィールディングそしてスローの数々、
そしてまた、そのある程度鋭く飛距離の長いフライボールの打球が
野手の守備範囲内に飛んでいくといった“一握りの運”といった要素が
結果として被安打1本のみといった成績に繋がったことも
決して見逃せない要素として今日はあったと評価でき
もちろん今日のチームの勝利、そして自らの今シーズン10個目の勝ち星を
チームメイトに感謝し、共に喜び、分かち合いながらも
今後は今日の反省を活かして
常にストライク先行の、投手有利なカウントで勝負し続けていきながら
ゾーンを大胆に、そして効果的に攻め続けていってほしいと願います。
