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■ NOTES ■
今季初の先発登板の武隈さんですが
優秀なストライク率によく表れているように
その速球を中心にしてどんどんとゾーンを
大胆に攻め続けていくことに成功したと高く評価できます。
ただし4イニングを投げて奪われた出塁が
四球1個に加え単打2・二塁打1・本塁打1で長打2本を含む計5個、
更には奪ったアウト12個の内訳を見ていくと
三振1個・グラウンドアウト1個の一方で
ラインアウト2個、そして何より
外野手の処理したある程度鋭く飛距離の長いフライアウトが5個と
全体の半数ほどまでかさみ
ある程度不安定なアウトの奪い方に終始したことも事実であり
結局それは、昨シーズン武隈さんが先発登板の機会を得ながらも
結果4登板を経て先発ローテーション枠定着を逃した際も課題として挙げた、
速球以外の球種について、ゾーンの低め以低に徹底的に集めるという命題を
今日も44.8%と全体の半数を切る成績で
残念ながらクリアすることに失敗したことに求められると観て取れます。
今後武隈さんがどれだけ先発登板の機会を得るかはわかりませんが
先発ローテーション枠への定着をつかみ取るためには
まずは第一関門として、この課題をクリアする必要があるといえますから
今後の武隈さんの修正・改善に期待したいですね。
