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今日も野上さんは特に4失点の初回を中心に
積極的に鋭くスウィングしてくるイーグルス攻撃陣を恐れ
その速球を中心にゾーンを大胆にそして厳しく攻め続けてくことに失敗、
ゾーンの隅をかすめるかのような過剰な制球に頼り
結局は中村主審にそれらの投球をストライクに取ってもらえずに
ボール球がかさみ投手不利のカウントで勝負せざるを得ず、
残念ながら先発投手としてのしごとをこなすことに失敗することとなりました。
さて、恐らく来シーズンはもちろん涌井さんや十亀さんを含めた
ライオンズ投手陣の中でのローテーション枠確保・維持争いが激化することでしょうが
それとは別に、野上さんは今シーズン特に左打者に対し抜群の成績を誇った
そのチェンジアップが研究され、そして対応されてくれば
今のままでは来シーズン、非常に苦しいものになるのではないかと予測できます。
野上さんの来シーズンに向けての最大の課題は、改善点は
その速球を如何に相手打者たちに効果的に、大胆にゾーンに数多く駆使し続けるか
ここになってくるでしょう。
そのためにまずは第1に絶対的な速球の精度を向上させること、
つまり速球をこれまで以上の精度を目指して更に磨きあげていくことや、
そしてそれに加えて、第2に相対的な速球の精度を向上させること、
つまりは緩急を効果的にうまく駆使していきながら
最大限その速球を“速く、効果的に”魅せる投球のコンビネーションを工夫し確立していくこと、
大きく分けてこの2つの側面からのアプローチが重要になってくるかと推察できます。
来シーズンは間違いなく相手攻撃陣も今シーズンの野上さんの飛躍を踏まえ
野上さんを大きく研究の、そして対策の対象としてくるでしょう。
その中でも安定して大胆に、その速球を中心にゾーンを攻め続け
継続して先発投手としてのしごとをこなし続けながら1年を通じて活躍し続けることができるか。
そのためにも、まずはプレイオフでの、今シーズン最も自信にあふれ
そして最も素晴らしい投球を魅せ続けてくれたホークス戦での登板が今から楽しみです。
もちろん登板するかどうか、それも先発登板を任されるかどうかは
今はまったくわからないといっていいものですが
登板の機会があれば是非、来シーズンにつながる
自信にあふれた、非常に力強い投球の数々を
ぜひぜひ魅せてほしいと心より願います。