September 28, 2011 Lions at Eagles | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!




$ピーナッツとクラッカージャック-20110928


 ★Tips 1 : 今日の雄星さんのストライク率は約66.0%、ほぼ2/3という素晴らしい成績でした。

         23度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ11度、
         3ボールまでいったのがのべ4度、そして四球0で1ボール以内での勝負が約52.2%、

         多少2ボールでの勝負が多かったものの、四死球0にまとめあげ
         ストライク・ゾーンで大胆に勝負できていたと評価できる投球でした。

         ただし、5.1イニングを投げて9個の出塁(うち二塁打1・本塁打2)は多く
         球数も97球(1イニング平均18.2球)とかさみ

         そんな苦しい中でもひたすらゾーンめがけて大胆に投げ続け、
         四死球を奪われることなく出塁を防ぎ続けたことで

         ソロ本塁打2本による自責点・失点ともに2のみに抑え
         あと2アウトでQSをクリアしてくるまでの投球にまとめあげることに成功しますが

         今後、対戦が積み重なっていくにつれて雄星さんが克服していかなくてはならない
         大きな課題も見えてきた今日の投球であったことも確かでした。

         イーグルス攻撃陣との対戦は8/188/31に続き3度目となり
         他のどのチームよりも数多く対戦していることになります。

         こうやって相手攻撃陣との数多くの勝負を積み重ねていき、
         相手打者たちがその投球の軌道を数多く瞼に焼き付けていけばいくほど

         雄星さんのスライダーやチェンジアップなどの球種は
         プロフェッショナルとして生き残っていく自分を支えていくほどの
         精度を誇るレヴェルにまでまだまだ到達しておらず

         今のままではどんどんと数多くの痛打を浴びるようになっていくでしょうし
         結局は重要な、緊迫の場面ではどうしても速球に頼りきりの勝負になっていき

         それでは今日の6回、フルカウントに持ち込まれた後に
         Garcia選手に浴びた本塁打のように

         最終的に速球に球種を、狙いを絞られ速球をも攻略されてしまい
         なすすべなく大量失点を何度も喫する危険性も大きいと言えますね。

         ただ、だからといって雄星さんが速球以外の球種の精度を
         1種類でもいいから急激に、劇的に改善・向上させていくことはなかなか難しく

         この“まずはもう1つ、勝負球として駆使できるレヴェルの球種を磨く”というミッションは
         おそらく来シーズンに向けての雄星さんの最大の課題となっていくでしょうが

         今シーズンあと数回訪れるであろう登板機会で、今持てる球種を駆使し
         なんとか最少失点にまとめつつ、長いイニングを消化しQSをクリアするためには

         どんなに痛打を数多く浴び、ランナーを塁上に数多く賑わせ失点を喫しようとも
         これまでどおり変わらずに徹底的にゾーンのそれも特に低めに投げ込み続け

         常に自分の有利なカウントを保って勝負し続けること、そしてその上で
         グラウンドアウトを数多く奪いながらイニングを積み重ねていくことが

         非常に重要になってくるでしょうね。

         今シーズンは今後もおそらく数多くの出塁を奪われる苦しい投球が続くことと思いますが

         それでも今後はフルカウントなどの投手不利なカウントでの勝負も減らすべく
         更に一層、徹底的にひたすらゾーン内で勝負し続けることだけをアタマに置き

         余計な出塁を、失点を防ぎ続けながらアウトを1つ1つ重ねていってほしいと思います。

 ★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計10度、
         その内訳は 1-9(うち二塁打1、併殺打2)、四球1で得点圏に残塁5、得点2。

         今日は8安打・3四球・1死球で出塁は12、野手選択による出塁1を加えた
         その全13人のランナーの行方は残塁8・三塁封殺2(うち併殺打によるもの1)・二塁封殺(併殺打による)1で得点2という結果でした。

         二塁打3つと長打も多く出たにもかかわらず、犠牲バント戦術失敗などにより
         久々に効率的な攻撃をすることができずじまいとなった今日のライオンズ攻撃陣、

         外野フェア領域に到達したフライアウトも10個と数多く外野へフライボールを飛ばし
         また二塁打3つもあと少しで本塁打という大飛球ばかりという
         “ひとにぎりの運”がライオンズ攻撃陣に有利に作用しなかったことも確かですが

         連勝中はその“ひとにぎりの運”に助けられて順調に、効率的に、
         あまり残塁を数多く喫することなく得点を重ねてこれたことも確かなのですから

         今日の敗戦をひとつのいいきっかけとして、また気持ちも新たに
         思うように得点を順調に奪えない時にそれでも得点を1つ1つ積み重ねていくため

         再度原点に、基本に戻って更に数多くの忍耐強く闘う打席を創り出し続け
         更に数多くの出塁を奪い続けていってほしいと思います。