★Tips 1 : 今日の一久さん、ストライク率は約57.7%、2/3を大きく下回る物足りない成績でした。
26度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ12度、
3ボールまでいったのがのべ7度、そして四球4で1ボール以内での勝負が約53.8%、
西口さんや一久さんといったベテラン技巧派投手は
本格派投手に比べればそこまでストライク率を気にする必要はないのですが
それでも今日の一久さんはいつものストライク率に比べ
慣れない球場のマウンド、そして雨の影響もあったのか
制球が思うようにならない場面が非常に目立ち
かなりストライク率を落としていることはやはり反省すべきで
何とか一久さん本来の持ち味である、
微妙な打ち損じを誘発させつつ数多くのフライアウト(8個)を奪う投球で
攻撃陣の早いイニングからの大量援護点や
外野守備陣をはじめとした守備陣に感謝しつつ、大量失点だけは防ぐものの
5イニングを投げ97球を費やし、四球を4つ与えながら自責点3と
思うようにイニングをどんどんと消化できず
QSをクリアできなかったといういう結果は
やはり非常に物足りないものだったといえるでしょう。
次の登板での一久さんの修正に期待しましょう。
★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計15度、
その内訳は 6-11(うち三振2)、犠打2・犠飛2で得点圏に残塁3、得点8。
今日は13安打・3四球・1死球で出塁は17、失策による出塁1をあわせた
その全18人のランナーの行方は残塁6、盗塁死1で得点11という結果でした。
今日はチームの得点圏における打率が5割を超え、
残塁が6と少ないにもかかわらず得点を11も奪うという
データ的には非常に珍しい、非常に効率のよい攻撃を魅せてくれました。
ライオンズ先発の一久さんもバファローズ攻撃陣に対し
5イニングで3失点ながらも11もの出塁(残塁8)を許しており
両チームの救援陣がどれだけ相手チーム攻撃陣の出塁を許さない投球ができるかが
打撃戦の今日のゲームの勝敗を左右するところでしたが
結局は両チームともに最後まで相手攻撃陣の出塁を許し続ける結果となり
そうなると常にゲームを有利に進めてきたライオンズに非常に有利ですね。
そういった意味で、5打席(うち1打席は犠打のため実質4打席)で
27球を費やさせつつ3つの出塁を奪ったクリさんや
守備固めからゲームに入りフルカウントから四球を奪った熊代さんをはじめ
相手救援陣に対しても適度な集中力を維持し続け
打席で忍耐強く闘い続けながら数多くの出塁を奪い続けたライオンズ攻撃陣の素晴らしさと
一方でバファローズ攻撃陣に数多くの出塁を許し続けた
ライオンズ救援陣(グラマンさんだけではなく)の物足りない投球も
非常に目についた今日のゲームとなりました。