★Tips 1 : 今日の岸さんのストライク率は約63.5%、2/3を下回る物足りない成績でした。
30度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ13度、
3ボールまでいったのがのべ5度、そして四球1で1ボール以内での勝負が約56.7%。
今日もなかなかチェンジアップが思ったように制球できずに痛打を浴びますが
同じように思ったように制球できていたとは言い難い速球については
前回の登板の反省を活かし、それでも高めに浮くことを恐れずに
自信を持って力強くゾーンに投げ続け勝負し続けたことで
緩の球のカーヴや、そしてスライダーがより効果的に働き
6.2イニングを投げて自責点3とQSをクリアしてくる成績にまとめることに成功しました。
ただし、今シーズンの岸さんの課題である高い四死球率・HR率という観点からは
今日も3四球・2HRという結果、その課題をそのまま示す投球となりました。
チェンジアップの精度などを含め、岸さんがどうこの課題に取り組んでいくか
今後もじっくり注目していきたいと思います。
★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計14度、
その内訳は 3-13 、四球1で得点圏に残塁5、得点3。
今日は9安打・5四球で出塁は14、野手選択による出塁1を加えた
全15人のランナーの行方は残塁10、二塁封殺1で得点4という結果でした。
今日も打席で忍耐強く闘うアプローチを貫き10イニングで170球を費やさせつつ
14の出塁を奪い、それをうまく4得点に結びつけたライオンズ攻撃陣でした。
また今日NPBデビューを果たしたMulhern選手について、
2安打1HRという結果はもちろんのこと素晴らしいものでしたが
やはり注目すべきは4打席で19球を費やさせ、1四球を奪って3度の出塁を奪う
打席で忍耐強く闘うアプローチが光った今日のゲームだったこと。
今後のMulhern選手の打席でのアプローチについても
興味深く追い続けていきたいと思います。