★Tips 1 : 今日の一久さん、ストライク率は約58.4%、2/3を大きく下回る物足りない成績でした。
20度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ8度、
3ボールまでいったのがのべ5度、そして四球3で1ボール以内での勝負が60%ちょうど。
今日は毎回0アウトもしくは1アウトから出塁を許しますが、
もちろん武敏さんをはじめとした野手陣の素晴らしいフィールディングに感謝しつつも
今日も右打者の外角へのチェンジアップを効果的に織り交ぜつつ
全体として早いカウントから勝負していくマリーンズ攻撃陣の
微妙な打ち損じをうまく誘発し失点を防いできた一久さんでしたが
5回には忍耐強く打席で闘うアプローチへと修正してきたマリーンズ攻撃陣に苦しみ
連続して3つの四球を与え、それを2失点に結び付けられました。
のらりくらりの打ち損じを誘発していくベテランの投球は
相手攻撃陣が打席で忍耐強く闘うアプローチを集中してきた時が一番の課題。
そういったときに、それでも自分のその日の持ち球を、投球を信じつつ
いかにコンビネーション面も含めながら度胸よくゾーンで勝負できるか。
特に微妙な打ち損じを誘発し、フライアウトでアウトを重ねていくスタイルの
一久さん・そして西口さんという両ベテランが
この課題に対しどういった対策を立てて解決を模索していくのか、
今後の投球に注目していきたいと思います。
★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計7度、
その内訳は 1-5、1犠打・1犠飛で2得点、そして得点圏に残塁2。
今日は8安打で出塁は8、その8人のランナーの行方は
4残塁で得点4という結果でした。
今日は今シーズン9与四死球(9イニングあたり約0.71個)と
抜群に四死球数の少ないマリーンズ成瀬投手に対し
なかなか思うように出塁を奪うことが困難だったものの
全32打席のうち犠打2を除く30の勝負のうち2ストライク後のものが19度と2/3近くを占め、
更にはそのうち2ボール以上を奪ったものが14度と
打席でじゅうぶんに忍耐強く闘うアプローチをとり続け
5回のクリさんの1打点付きシングル、そして8回のナカジさんの2ランHRは
いずれも中盤~終盤における成瀬投手のB2-S2からの5球目をとらえたものでした。
今後もあまり目の前の結果に一喜一憂しすぎることなく
変わらずにどんどんと打席で忍耐強く闘うアプローチを継続していってほしいですね。