★Tips 1 : 今日の一久さん、ストライク率は約68.9%、2/3を上回る素晴らしい成績でした。
27度の打者との勝負のうち2ボールまでいったのがのべ11度、
3ボールまでいったのがのべ2度、そして四球1で1ボール以内での勝負が約59.3%、
ほとんどの打席で3ボールまでいかずに勝負しており
全体としてじゅうぶんにストライク・ゾーンで勝負できていましたね。
それでも一久さんが浴びた7本の安打(すべてシングル)のうち
6回までの5本はすべて2ボールからの勝負(今日は9つありました)であり
あたりまえなことですが、ボール球がかさみ四球が見えてくるカウントでは
相手攻撃陣に分があるといってよく、
やはり今後も課題はどれだけ1つ1つの勝負においてボール球をかさませないか、
ここに集約されると言えますね。
★Tips 2 : 今日のライオンズ攻撃陣は得点圏にランナーを置いての打席は計16度、
その内訳は 7-12、3四球・1死球で得点圏に残塁4。
今日は15安打・5四球・1死球と出塁は21、
その21人のランナーの行方は10残塁・1併殺・1走塁死ながらも9得点と
まるで憑きものが落ちたかのような素晴らしい結果に繋がりましたね。
ここ2試合、7得点・9得点という素晴らしい結果を残しましたが
だからといってここまでと比べて残塁が劇的に減ったわけでもなく、
これまでと変わらず残塁は9個・10個とかなり多いという結果も残っております。
この結果からも、得点を数多く重ねていくためには残塁を気にし過ぎることなく
とにかくは残塁数を上回るだけの出塁数を数多く稼ぎ続けていくことが
非常に重要なことだとわかりますね。
★Tips 3 : 今日のライオンズ攻撃陣は全体的に打席で忍耐強く闘っていましたが
その中でもクリさんのアプローチの素晴らしさが一際光ったゲームでもありました。
初球から積極的に鋭くフル・スウィングしていくものの、
それは2ストライクをとられて追い込まれての勝負を嫌がっての“消極的な”ものではなく
2ストライクを取られたら取られたでまたそこから新たな勝負が始まり、
自分はそんな局面でもじゅうぶんに勝負でき、結果を残すことができるアプローチを持っているという自信から
2ストライクまでは球種やゾーン(もしくは両方)をある程度絞って
自分の狙った投球が来なければそれがゾーン内に来ようが来まいが関係なく
スウィングの途中でそれを止めるというアプローチとセットのもの。
今日は 3-3(うち三塁打1)、四球2という全打席出塁の素晴らしい結果に結びつきましたが
全5打席で31球を相手投手陣に投げさせるというアプローチこそ
結果の如何に関わらず、着目し評価すべき点でしょうね。