さて、現在首位を走っているライオンズですが
このまま順調にペナント・レースを優勝することになると
それこそ多くの評論家のかたやメディアが
ライオンズの今年の快進撃について
いろいろと分析することとなるでしょう。
ほとんどのかたが、数字として残った結果で判断するでしょうから
ライオンズはクリーンアップを中心とした打撃陣の活躍で
いい結果を残すことができた、と評価されることでしょう。
新生ライオンズは
ホームラン・バッターを中心とした
長打力で打ち勝つチームへと変貌を遂げた・・・
こういうイメージができあがってしまうことこそ
じつはもっとも注意すべきことでしょうし
ライオンズのメンバーはそんなイメージにひっぱられて
09年シーズンを戦ってほしくはないなあと思うのです。
今年はどちらかというとピッチャー陣は
バッター陣ほど“絶好調”という調子ではないのですが
渡辺監督の方針から察するに
将来を見据えてピッチャー陣がいい働きをできるよう
失敗しても我慢して信頼して起用し続けているように思います。
だからといってピッチャー陣に重きを置きすぎた
“投手王国”を目指すのでもなく
わたしはライオンズがこれから目指していくべきはまさに
メンバー全員参加型の勝負強いチーム
これなのではないかと思います。
若い生え抜きの選手たちを育成していくということは
長期的にチームの底力をアップさせていくということですが
一方で目の前の1試合1試合を勝っていかなければならない。
ここに大きなジレンマがあります。
目の前の1試合を勝つことができなければ
長期戦略も崩れてしまうでしょうし
経験できる貴重な場も減ってしまうでしょう。
だからこそ
調子の良い選手が調子のいまひとつ上がらない選手をカバーし
チームとしてひとつひとつの勝負にこだわることで
勝利を拾っていき同時にチームの底力をアップしてほしい
こう思います。
今年のクリーンアップに限って振り返ってみても
4月はブラゼルさんが調子が良かったけれども
5月は落ち込んだところをGGさんがカバー、
6月はブラゼルさん復調し
7月はGGさんが落ち込んだところをなかじさんがカバーし、、、と
それぞれ個人としてはスランプがあったのです。
また、積極的に打っていくということは三振の多さにもでています。
今年はまだいいかもしれませんが
このまま今年優勝ということになれば
当然他球団はきっちり研究してくるでしょうし
来年はクリーンアップがそろって
調子を落とす時期があるとか、怪我で長期離脱であるとか、
大いにあり得る話だと思います。
「ライオンズは野球をよく知っている」と
野村監督がある試合の後におっしゃっていましたが
このコトバこそ真摯に受け止め、これからも
ライオンズの目指すべき地平に据えるべきだと思います。
幸いなことに(?)これから北京オリンピックがあり、主力が抜けます。
主力に頼りすぎることなくチーム全体が勝負強い集団として
調子のよい選手が調子のいまひとつあがらない選手をカバーし
日替わりヒーローをどんどんうみだしていく。
そしてそのいいケミストリーのなかで
また新しいルーキーが場を与えられ
まわりの援護のもとで結果を残し成長していく。
年によって
今年は驚異の打線が特徴だったなあ、、、
その次の年は打線はイマイチだったけれど
ピッチャー陣が素晴らしかったなあ、、、
こんな風に表面に現れる特徴はバラエティーに富んでいるほうが
実はチームの長期戦略的にはいいのではないかと思います。
それはとりもなおさず
調子のいい選手が力を発揮してくれている中で
調子のいまひとつ上がらない選手を
首脳陣が我慢して信頼して使い続けるということなのでしょうから。
わたしはライオンズが常勝時代に戻ることは
もはや不可能だと思っております。
限られた資源の中での勝負であり
相手も全力を尽くして向かってくる勝負ですから
勝ったり負けたりを繰り返すのは当然だと思います。
またどんなゲームでも、考えてみれば至極当然のことですが
楽に勝てるゲームなどないのだろうと思います。
そんな中で少しずつ勝つ確率を上げていき
できうる限り優勝戦線に加わっていくことこそ
現実的に目指すべきゴールであると思います。
失敗を恐れず積極的に行くということは
ファンにとっても魅力的ではありますが
ひとつネジが狂うと
ずるずると失敗の泥沼にはまってしまうという
“諸刃の剣”な戦略であると思います。
それを回避するためには
チーム全員で勝利にこだわるという方針を常に意識し
また常に準備を怠らずコミュニケーションを密にとること
どうか今年いい結果を残せたとしても、それに満足することなく
常に勝負強いチームを標榜し
貪欲に全員で勝ちに行く方針を貫いてほしい。
わたしの目には
まだまだ荒削りで不安定でしょうがないと映るライオンズ。
それもそのはず、再生はまだ始まったばかり、
道半ばであるのです。
これからも進むべき道は険しく
さまざまな困難が待ち受けていることでしょう。
しかし、チームだからこそ乗り越えられる壁があります。
目の前のささいな“結果”に一喜一憂することなく
“勝負強いライオンズ”という地平をしっかりと見つめ
ぶれることなく一歩一歩進んでいってほしい。
まずは後半戦。
日替わりヒーローやシンデレラ・ボーイが
続々あらわれることを期待しつつ
これからも応援し続けたいと思います。
理想ははるか遠く、いまだ道半ば。
このまま順調にペナント・レースを優勝することになると
それこそ多くの評論家のかたやメディアが
ライオンズの今年の快進撃について
いろいろと分析することとなるでしょう。
ほとんどのかたが、数字として残った結果で判断するでしょうから
ライオンズはクリーンアップを中心とした打撃陣の活躍で
いい結果を残すことができた、と評価されることでしょう。
新生ライオンズは
ホームラン・バッターを中心とした
長打力で打ち勝つチームへと変貌を遂げた・・・
こういうイメージができあがってしまうことこそ
じつはもっとも注意すべきことでしょうし
ライオンズのメンバーはそんなイメージにひっぱられて
09年シーズンを戦ってほしくはないなあと思うのです。
今年はどちらかというとピッチャー陣は
バッター陣ほど“絶好調”という調子ではないのですが
渡辺監督の方針から察するに
将来を見据えてピッチャー陣がいい働きをできるよう
失敗しても我慢して信頼して起用し続けているように思います。
だからといってピッチャー陣に重きを置きすぎた
“投手王国”を目指すのでもなく
わたしはライオンズがこれから目指していくべきはまさに
メンバー全員参加型の勝負強いチーム
これなのではないかと思います。
若い生え抜きの選手たちを育成していくということは
長期的にチームの底力をアップさせていくということですが
一方で目の前の1試合1試合を勝っていかなければならない。
ここに大きなジレンマがあります。
目の前の1試合を勝つことができなければ
長期戦略も崩れてしまうでしょうし
経験できる貴重な場も減ってしまうでしょう。
だからこそ
調子の良い選手が調子のいまひとつ上がらない選手をカバーし
チームとしてひとつひとつの勝負にこだわることで
勝利を拾っていき同時にチームの底力をアップしてほしい
こう思います。
今年のクリーンアップに限って振り返ってみても
4月はブラゼルさんが調子が良かったけれども
5月は落ち込んだところをGGさんがカバー、
6月はブラゼルさん復調し
7月はGGさんが落ち込んだところをなかじさんがカバーし、、、と
それぞれ個人としてはスランプがあったのです。
また、積極的に打っていくということは三振の多さにもでています。
今年はまだいいかもしれませんが
このまま今年優勝ということになれば
当然他球団はきっちり研究してくるでしょうし
来年はクリーンアップがそろって
調子を落とす時期があるとか、怪我で長期離脱であるとか、
大いにあり得る話だと思います。
「ライオンズは野球をよく知っている」と
野村監督がある試合の後におっしゃっていましたが
このコトバこそ真摯に受け止め、これからも
ライオンズの目指すべき地平に据えるべきだと思います。
幸いなことに(?)これから北京オリンピックがあり、主力が抜けます。
主力に頼りすぎることなくチーム全体が勝負強い集団として
調子のよい選手が調子のいまひとつあがらない選手をカバーし
日替わりヒーローをどんどんうみだしていく。
そしてそのいいケミストリーのなかで
また新しいルーキーが場を与えられ
まわりの援護のもとで結果を残し成長していく。
年によって
今年は驚異の打線が特徴だったなあ、、、
その次の年は打線はイマイチだったけれど
ピッチャー陣が素晴らしかったなあ、、、
こんな風に表面に現れる特徴はバラエティーに富んでいるほうが
実はチームの長期戦略的にはいいのではないかと思います。
それはとりもなおさず
調子のいい選手が力を発揮してくれている中で
調子のいまひとつ上がらない選手を
首脳陣が我慢して信頼して使い続けるということなのでしょうから。
わたしはライオンズが常勝時代に戻ることは
もはや不可能だと思っております。
限られた資源の中での勝負であり
相手も全力を尽くして向かってくる勝負ですから
勝ったり負けたりを繰り返すのは当然だと思います。
またどんなゲームでも、考えてみれば至極当然のことですが
楽に勝てるゲームなどないのだろうと思います。
そんな中で少しずつ勝つ確率を上げていき
できうる限り優勝戦線に加わっていくことこそ
現実的に目指すべきゴールであると思います。
失敗を恐れず積極的に行くということは
ファンにとっても魅力的ではありますが
ひとつネジが狂うと
ずるずると失敗の泥沼にはまってしまうという
“諸刃の剣”な戦略であると思います。
それを回避するためには
チーム全員で勝利にこだわるという方針を常に意識し
また常に準備を怠らずコミュニケーションを密にとること
どうか今年いい結果を残せたとしても、それに満足することなく
常に勝負強いチームを標榜し
貪欲に全員で勝ちに行く方針を貫いてほしい。
わたしの目には
まだまだ荒削りで不安定でしょうがないと映るライオンズ。
それもそのはず、再生はまだ始まったばかり、
道半ばであるのです。
これからも進むべき道は険しく
さまざまな困難が待ち受けていることでしょう。
しかし、チームだからこそ乗り越えられる壁があります。
目の前のささいな“結果”に一喜一憂することなく
“勝負強いライオンズ”という地平をしっかりと見つめ
ぶれることなく一歩一歩進んでいってほしい。
まずは後半戦。
日替わりヒーローやシンデレラ・ボーイが
続々あらわれることを期待しつつ
これからも応援し続けたいと思います。
理想ははるか遠く、いまだ道半ば。