シンデレラ・ボーイ | Peanuts & Crackerjack

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ピーナッツとクラッカージャック-20080629

はじめに。

これはいちライオンズファンの色メガネのかかった記事であります。

かなり我田引水的なもっていきかたもあるかと思いますが
広いこころで読みすすめていってくださいますよう
どうかお願いいたします。

では、本文へ。

交流戦あけのマリーンズ3連戦。
伝説の大宮球場でのゲーム、
そしてライオンズ・クラシックスと銘打った
数十年ぶりの西鉄ライオンズ復刻ユニフォーム。

オールド・ファンにとっては
垂涎もののすばらしい企画でしたが
それにもまして?いやその企画にも力を得て?
みどころたっぷりのいいゲームでした。

さて、優勝するチームの条件として
よくあげられるものが3つあります。


1.信じられない逆転勝ちをする。

2.日替わりヒーローがあらわれる。

3.彗星の如くラッキー・ボーイがあらわれる。



1は、以前記事にも書いた
5月5日こどもの日、ファイターズ戦での
大逆転勝利が該当するかなあ。

ずんどこさんのグランドスラム、
GGさんの勝利打点となる2ランHR。
チーム一丸となって勝利をもぎとったカンジが
まさにすばらしいチーム・ケミストリーを感じさせてくれました。

さて、2に関してですが
これもチームのすばらしい雰囲気・ケミストリーを象徴する
すばらしい現象のひとつですよね。

特定のレギュラーだけが活躍するのではなく
ファームからあがってきた選手やベンチ・ウォーマーが
与えられたその場その場でそれぞれ力を発揮でき
すばらしい結果を残していく。

もちろん、その個人個人の集中や努力も
見逃せないファクターではありますが
それがチームのメンバーに広くみられるということは

チーム内の雰囲気のよさ
そしてケミストリーの醸成に感謝する部分も
多分にあるのではないでしょうか。


そういった意味で
日替わりヒーローの出現はチーム状態のよさを示し
優勝するチームによくあらわれる現象として
指摘されるのでしょう。


さて、それでわたしが
どこに強引に?結び付けようとしているかというと
後藤武敏選手のこの3連戦での活躍―――なんです。

「2軍の帝王」といわれ
ファームでは向かうところ敵なしの成績を残すものの
なかなか1軍での活躍とまではいかない。

そんな彼ですが、この3連戦ではいい活躍をしてくれました
(第2戦はご愛嬌、でしたが)。

今日のヒーロー・インタビューではうるうるでしたねー。
そっか、パパになったんだねぇー。
こっちまでうるうるきちゃいそうでしたよぉ~。

彼に限らず復活組が多いのも今年の特徴。
いまや左の柱の帆足選手、許選手、、、

もちろん、しつこいようですが
レギュラー組が安定して結果を残し活躍しているからこそ
その雰囲気に力を得ているぶぶんも
決して見逃すわけにはいきませんが。

5月23日ジャイアンツ戦の試合終盤、
守備固めで出場した水田選手に打席をまわすべく
レギュラー陣が大勝にもかかわらず
粘って彼につないだシーンがありました。

いいチームだなあ、と感動したのを鮮明に覚えております。

これからも後藤選手だけでなく、いろんな選手が
日替わりヒーローとして活躍し
チームのケミストリーをさらにすばらしいものにしていってほしいなあ。

とくにオリンピック期間中はチャンスですぞ。

そして、3。
彗星の如く現れるラッキー・ボーイ
すなわちシンデレラ・ボーイ
ペナントレース終盤、優勝争いの真っただ中にあらわれる
名前もあまり知られていない若手の選手。

その時期にファームから昇格し
はつらつとしたプレーでファンを魅了し
運も味方につけスグに素晴らしい結果を残し
優勝へのさいごの階段をなかなか登り切れずにいたチームに
最後の勢いをもたらす。


まあこれだけは
この選手だ、となかなか予想しづらい
サプライズの要素をふくんだ選手が
シンデレラ・ボーイなのですから
今の時期にこの選手に期待!なーんてのはしませんが

おおまかにいうならば最近のドラフト指名選手は
そのチャンスが十二分にアリかな、と見ています。

涌井さん、片岡さん、岸さんに続いて活躍をみせ
2009年度はレギュラーを獲得し、新人王争いへ。

おっと少し色メガネの度がキツくなってまいりましたが
こういった楽しみかたができるのも
古くからのファンの特典。

ベテランのリーダーシップ、
レギュラーのコンスタントな活躍、
全員参加型のサブメンバーの日替わりの活躍、
ルーキーの成長とはつらつとしたプレー、


こういったいろんな要素がすべてあいまって
相乗効果をうみだし
すばらしいチーム・ケミストリーが
誕生するのではないでしょうか。


これからもじっくりと、応援し続けたいと思います。