地域密着の本来の意味 | Peanuts & Crackerjack

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Dedicated to the Saitama Seibu Lions organization and its players, baseball itself, and those who want to know what counts most in a given situation you are in and to make right decisions in a confident manner everytime. May the 'dose of luck' be with you!

唯一絶対的な中心的存在が過去のものとなりつつある。

ピラミッドの頂点におんぶにだっこで
従順に追従していけばいいのではなく
それぞれが考えながら走り、走りながら考えて
試行錯誤しながら方向性を模索していかなくてはならない。

もちろん絶対的スターが方向性を示してくれれば
迷うことなく安心して進めますから
急激な成長がのぞめます。

逆に自分で、自分たちで自分たちなりの方向を
模索していかなければならないとなれば
遅々としてなかなか思うような、
目に見える成長はのぞめないでしょう。

さあ、これからどうすればいいのだろうか?

これからどうすればそれぞれの球団は
ながく愛され、繁栄することができるのだろうか?

野球が、ジャイアンツが
唯一絶対的な人気を集めていたときは過ぎ去り
TV中継も減ればスポンサー離れも加速していく。

そこでうまれたのが【地域密着型】のモデル。

全国的に広く人気を博することは
ライバルの多さからみても難しい。

ファンを安定的にながく獲得するには
排他的コミュニティに密着することがいちばん。

世代を超えて安定的に存在する排他的コミュニティは・・・

本拠地球場はひとつ、
球場になんどもなんども足を運んでくれることを考えたら
地域、ということなんでしょうね。

おらがまちのチーム、選手。
親から子へ、子から孫へ。

つまり地域密着とは

日本のスポーツ界にいままであった
王選手や長嶋選手・ジャイアンツ・野球を頂点とした
鋼のピラミッドが崩れだし

それぞれがそれぞれの単位で方向性を模索していく
楽しさと厳しさを享受するようになったとき

広く支持を求めていては
深く安定的に支持を得ることはできないことに気づき
狭く深い支持を獲得することで
安定的にファンを得ていくことへと方向を変えていき


その「狭く深い支持を得る」ためにどういった戦術をとっていくかは
自分たちで迷いながらリスクをとりながら決めていこう、

こういった【意識変革】なのではないかと。

JリーグやMLBがやっているから、という
かたちだけを追っているだけで意識がついていかなければ

今までにないほど手探りで正解のない道を
粘り強く進んでいくことなど至難の業、
すぐに不満と批判と懐古趣味におちいって
まったく進んでいけやしないでしょう。

それは選手・球団はもちろんのこと
ファンについてもそうなのでしょう。

そりゃあ勝利をめざしていくのは究極の目的なのでしょうが
常勝や優勝が当然と期待することは
どんなに評価の高い選手を集めてきたところで
不可能であることはきっちり認識することが
ファンにとっても必要なんでしょう。

さあ、では常勝であること、かなりの高確率で優勝することではなく
どういった方法でファンを長年にわたって
安定的に獲得することができるか。

次回、いよいよ本題にうつり
世代を超えてファンに愛されるチームづくりについて
ひとつの方向性をさぐってみたいとおもいます。