3月22日日曜日 湯河原温泉 料亭小宿ふかざわ に於いて
絵本とピアノのコンサート~3・11祈り~を開催しました。





離れた距離、すぎた時間、さっぱりしたニュースの印象は

心のつながりを薄れさせます。

でも「その人」を思う気持ちがあれば、距離も、時間も、越えられる。

どうしてるかな、大丈夫かなって顔が思い浮かべられる人がいたら「忘れない」でいられる。

絵本でできないかな・・・きっとできるはず・・・。

そう思って、企画してきました。


「恋文」という手紙のコンクールで大賞を受賞したすがとの酒店の菅原文子さんに連絡をとりました。

ご主人を震災で亡くし、ご主人にあてた手紙「あなたへ」を読ませて欲しいと。

快諾とともに「今も気仙沼では230名の人たちが、見つかっていません。時間は止まったままなのです。」そう話してくださいました。

230名、・・・数じゃない。

ある日の新聞に書いてあるのを思い出します。

「○○名ではない、○○命だ」と。

一人ひとりを思い受け止めたい。




イベントでは、「あなたへ」の詩を朗読

電話線はつながっていないけれど、見えない人に思いがとどく電話が大槻町にあります。
その電話をもとに書かれた絵本「かぜのでんわ」を読ませていただきました。




「あなたへ」の菅原さんの著書から菅原さんがとのとき見たことを抜粋して読ませていただきました。
うなり声を上げながら押し寄せる津波が迫ってくる中、屋上へ逃げ、商店街が川になり、目の前を大きなマグロ漁船が通っていくのをみた、とありました。
ご参加のみなさんにも、震災のそのとき何をしていたか話していただきました。
東京で、卒園式をしていた人も、
電車に乗っていた人も、
自宅から遠いところにいた人も、
そのとき、自分の目の前の状況に、精一杯に向き合っていた。
お話を短い時間にまとめていただくのは恐縮なくらい、細かく深く記憶に刻まれていました。


なんとかしよう、なんとかしなくちゃ。
目の前の風景は違っても、今起きていることに必死だった。
誰もがそうでした。
忘れてなんか、いない。
思い出す、思い浮かべる、祈る、心を寄せる時間さえあればいい。
お話を伺いながら、そう思いました。




ピアニストあずささんオリジナル曲のミニライブでは
「祈り」「逢いたい」が優しく強く心に響きました。

会場は
あずささんのつながりの中で広がっていった復興支援の活動や、そのグッズがたくさん。

映画「立入禁止区域双葉~されど我が故郷~」の佐藤武光監督や

写真家高木成幸さんの被災地を撮り続けた写真も展示させていただきました。



休憩時間には、「希望のヨーグルト」というヨーグルトの試飲していただきました。


後半は、

伝えていく心をテーマといたしました。

最後の絵本は「花さき山」を読みました。


花さき山には美しい心の文化が描かれています。

心の風景とも言えると思います。

誰かを思って、しんぼうする。

すると、花さき山の花がさく。

一面に花が咲いているその風景は、とても美しい。。。


「やさしい気持ちをもってすれば花が咲く

いのちをかけてすれば山がうまれる」



「誰かを思う気持ち」

これがこれからの復興を支えるのではないでしょうか。

そう思い、この絵本を読ませていただきました。




たくさんのグッズもお買いもとめいただきました。

その品々は、

被災地に暮らす人々のくらしを支えるだけでなく

それを目にすることで、身につけることで、

思う気持ちが、繋がっているのではないかと思います。



このイベントの準備をするほどに

人の思い

人の力

お世話になった方々がとても多く、

それがなければできませんでした。


心から感謝申し上げます。




会場のふかざわの女将さん、仲居さん、スタッフの方々


音響をサポートしてくださった株式会社つくろいの府川さん


ご提供いただきました展示品、物販品、写真、防護服は、現地の様子をこの場を繋いでくれたかのように感じさせてくれました。


行くからね、行きたかった、がんばってね。そういってくれる人たち。


忙しいなか、作曲、練習してくださった、あずささん。


そして 家族。


たくさんの心のプレゼントをいただきました。


お返ししなくちゃ。



絵本ユニットに名前をつけて

これからもがんばろうと思います。


ユニット名「わったぁず」

どう?


由来は・・・バレバレな感じです。