前回の『シンデレラ』に引き続き、今回はベルリン国立バレエ<マラーホフ・ガラ>のレビューです。
ガラ公演といえば、テクニック競争のお祭り騒ぎ、になりがちなんですが、この日は違っていました。
例えるならば、品のよいコース料理を頂いている感じ、と言いましょうか。
日本人の好みに合わせる、というよりは、ヨーロッパの人々が愛するバレエの魅力というものを紹介してくれたように感じます。
演目も、初めて観るものやめったに観る機会のない作品が多く、日本の観客の視野を広げる公演だったのではないでしょうか。
ベルリン国立バレエ 2011年日本公演 <マラーホフ・ガラ>
2011年1月18日(火)6:30p.m. 東京文化会館
[第1部]
「騎兵隊の休息」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:イワン・アルムスヘイメル
セブネム・ギュルゼッカー、マリアン・ヴァルター
「ショータイム」よりデュエット
振付:エリック・ゴーティエ、音楽:フィリップ・カニヒト、ジョルジュ・ビゼー
エリサ・カリッロ・カブレラ、ミハイル・カニスキン
「せむしの仔馬」より“フレスコ”パ・ド・カトル
振付:アルテュール・サン=レオン、音楽:チェーザレ・プーニ
ヤーナ・バローヴァ、サラ・メストロヴィック、クラジィーナ・パヴロワ、アナスタシア・クルコワ
「アルレキナード」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:リッカルド・ドリゴ
ヤーナ・サレンコ、ライナー・クレンシュテッター
「これが死か」
振付:モーリス・ベジャール、音楽:リヒャルト・シュトラウス
ウラジーミル・マラーホフ
ベアトリス・クノップ、エレーナ・プリス、ナディア・サイダコワ、ポリーナ・セミオノワ
[第2部]
「スピリット」
振付:ウラジーミル・マラーホフ、音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
セブネム・ギュルゼッカー、イブラヒム・ウェーナル
「ヴェニスの謝肉祭」“サタネラ”パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:チェーザレ・プーニ
クラジィーナ・パヴロワ、ディヌ・タマズラカル
「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」
振付:クラーク・ティペット、音楽:マックス・ブルッフ
ポリーナ・セミオノワ - ヴィスラウ・デュデク
エリーナ・プリス - ミハイル・カニスキン
ヤーナ・サレンコ - ライナー・クレンシュテッター
ステファニー・グリーンワルド - マリアン・ヴァルター
マリア・ボムポウリ、マリア・ジャンボナ、エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里菜、ニコレッタ・マンニ、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム
タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、クリスティアン・クレール、エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレクサンドル・シュパク、フェデリコ・スパリッタ
最初の「騎兵隊の休息」のパ・ド・ドゥは初めて観た作品です。プティパの作品なんですね。
「シンデレラ」でも大活躍だったマリアン・ヴァルターが、持ち味の爽やかさと安定したテクニックで、明るい雰囲気のオープニングを演出してくれました。
「ショータイム」よりデュエット、では、幕開きで稽古着姿のカニスキンが…。
よく見ると、赤いジャージに「東京」の文字!
カブレラが大声を出したり、マラーホフが日本語でダメ出ししたり、ユーモア溢れた作品。サービス精神豊富です。
さすが実力派のお二人、笑わせるだけでなく、ダンスでも魅せてくれました。
「アルレキナード」で、大人気、ヤーナ・サレンコの登場です。
彼女にピッタリの、可愛らしいパ・ド・ドゥ。
カーテンコールでは一段と拍手が大きかったように思います。
パートナーのクレンシュテッターは、指先の動きやアクセントの取り方が本当にマラーホフに似ていますね。
とても印象に残る演目でした。
1部の最後。ベジャールの「これが死か」。
一番注目していた演目です。
男性はタイツ、女性はレオタードのみ、余計な装飾を削ぎ落とし、舞台にあるのはダンサーの身体のみ。
ある意味、怖い作品です。
4人の女性に、ポリーナ・セミオノワ、ナディア・サイダコワ他、トップ級のダンサーを揃え、今回のガラで非常に意味を持った演目だった事がうかがい知れます。
マラーホフの美しくしなやかな身体が、まるで音楽を奏で、自らの感情を叫んでいるかのよう。
ああそうだ、バレエとは、美しい世界なんだ、と改めて思い知らされました。
バレエ界の巨匠、ベジャールの作品は、いつも心に“残る”バレエです。
2部の最初の作品は「スピリット」
マラーホフの振付です。
「ヴェニスの謝肉祭」“サタネラ”パ・ド・ドゥでは、ディヌ・タマズラカルが高いジャンプと高度なテクニックで観客を沸かせてくれました。
ジャンプの前のプリエが非常に柔らかく、全身の筋肉をバネに跳んでいるよう。
彼の踊りは見ていてとても気持ちがいいです。
個人的に、男性ダンサーとしてとても勉強になりました。
そして最後の演目は、「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」。
今回の公演の最後を飾るのに相応しい、ゴージャスで見応えのある作品でした。
この作品はABTのダンサーが踊っている映像は何度も見ているのですが、生で観るのは初めて。
パがつまっていて、上下(かみしも)に入り乱れる、コールドが非常に大変な振付なのですが、特にバラつきも感じられず、しっかりまとまっていて、さすがです。
ソリストも、それぞれ自分の見せ場で実力を存分に発揮していました。
中でも目を引いたのは、ポリーナ・セミオノワ。
彼女は10代の頃から見ているのですが、成長が異常に早い。
世界中で踊っているからでしょう、トップスターの貫録がそなわっていました。
これからがますます楽しみなダンサーです。
改めて、こんな質のいい舞台を頻繁に観れる日本って、恵まれてるなぁとしみじみ感じました。
今回残念ながら『チャイコフスキー』は観れませんでしたが、ベルリン国立バレエ団来日公演、非常に楽しませていただきました。
ダンサーの皆さん、そしてマラーホフさん、素敵な舞台をありがとうございます。
近いうちに、また日本に来てほしいです。
→“ベルリン国立バレエ”をもっと詳しく!
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例えるならば、品のよいコース料理を頂いている感じ、と言いましょうか。
日本人の好みに合わせる、というよりは、ヨーロッパの人々が愛するバレエの魅力というものを紹介してくれたように感じます。
演目も、初めて観るものやめったに観る機会のない作品が多く、日本の観客の視野を広げる公演だったのではないでしょうか。
ベルリン国立バレエ 2011年日本公演 <マラーホフ・ガラ>
2011年1月18日(火)6:30p.m. 東京文化会館
[第1部]
「騎兵隊の休息」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:イワン・アルムスヘイメル
セブネム・ギュルゼッカー、マリアン・ヴァルター
「ショータイム」よりデュエット
振付:エリック・ゴーティエ、音楽:フィリップ・カニヒト、ジョルジュ・ビゼー
エリサ・カリッロ・カブレラ、ミハイル・カニスキン
「せむしの仔馬」より“フレスコ”パ・ド・カトル
振付:アルテュール・サン=レオン、音楽:チェーザレ・プーニ
ヤーナ・バローヴァ、サラ・メストロヴィック、クラジィーナ・パヴロワ、アナスタシア・クルコワ
「アルレキナード」よりパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:リッカルド・ドリゴ
ヤーナ・サレンコ、ライナー・クレンシュテッター
「これが死か」
振付:モーリス・ベジャール、音楽:リヒャルト・シュトラウス
ウラジーミル・マラーホフ
ベアトリス・クノップ、エレーナ・プリス、ナディア・サイダコワ、ポリーナ・セミオノワ
[第2部]
「スピリット」
振付:ウラジーミル・マラーホフ、音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
セブネム・ギュルゼッカー、イブラヒム・ウェーナル
「ヴェニスの謝肉祭」“サタネラ”パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ、音楽:チェーザレ・プーニ
クラジィーナ・パヴロワ、ディヌ・タマズラカル
「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」
振付:クラーク・ティペット、音楽:マックス・ブルッフ
ポリーナ・セミオノワ - ヴィスラウ・デュデク
エリーナ・プリス - ミハイル・カニスキン
ヤーナ・サレンコ - ライナー・クレンシュテッター
ステファニー・グリーンワルド - マリアン・ヴァルター
マリア・ボムポウリ、マリア・ジャンボナ、エリナー・ヤゴドニク、菅野茉里菜、ニコレッタ・マンニ、クリスティアーネ・ペガド、巣山 葵、ヴェレーナ・サーム
タラス・ビレンコ、ミハエル・ファトゥラ、クリスティアン・クレール、エイメリック・モッセルマンズ、アレクセイ・オルレンコ、ハビエ・ペーニャ・バスケス、アレクサンドル・シュパク、フェデリコ・スパリッタ
最初の「騎兵隊の休息」のパ・ド・ドゥは初めて観た作品です。プティパの作品なんですね。
「シンデレラ」でも大活躍だったマリアン・ヴァルターが、持ち味の爽やかさと安定したテクニックで、明るい雰囲気のオープニングを演出してくれました。
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よく見ると、赤いジャージに「東京」の文字!
カブレラが大声を出したり、マラーホフが日本語でダメ出ししたり、ユーモア溢れた作品。サービス精神豊富です。
さすが実力派のお二人、笑わせるだけでなく、ダンスでも魅せてくれました。
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彼女にピッタリの、可愛らしいパ・ド・ドゥ。
カーテンコールでは一段と拍手が大きかったように思います。
パートナーのクレンシュテッターは、指先の動きやアクセントの取り方が本当にマラーホフに似ていますね。
とても印象に残る演目でした。
1部の最後。ベジャールの「これが死か」。
一番注目していた演目です。
男性はタイツ、女性はレオタードのみ、余計な装飾を削ぎ落とし、舞台にあるのはダンサーの身体のみ。
ある意味、怖い作品です。
4人の女性に、ポリーナ・セミオノワ、ナディア・サイダコワ他、トップ級のダンサーを揃え、今回のガラで非常に意味を持った演目だった事がうかがい知れます。
マラーホフの美しくしなやかな身体が、まるで音楽を奏で、自らの感情を叫んでいるかのよう。
ああそうだ、バレエとは、美しい世界なんだ、と改めて思い知らされました。
バレエ界の巨匠、ベジャールの作品は、いつも心に“残る”バレエです。
2部の最初の作品は「スピリット」
マラーホフの振付です。
「ヴェニスの謝肉祭」“サタネラ”パ・ド・ドゥでは、ディヌ・タマズラカルが高いジャンプと高度なテクニックで観客を沸かせてくれました。
ジャンプの前のプリエが非常に柔らかく、全身の筋肉をバネに跳んでいるよう。
彼の踊りは見ていてとても気持ちがいいです。
個人的に、男性ダンサーとしてとても勉強になりました。
そして最後の演目は、「ブルッフ・ヴァイオリン協奏曲第1番」。
今回の公演の最後を飾るのに相応しい、ゴージャスで見応えのある作品でした。
この作品はABTのダンサーが踊っている映像は何度も見ているのですが、生で観るのは初めて。
パがつまっていて、上下(かみしも)に入り乱れる、コールドが非常に大変な振付なのですが、特にバラつきも感じられず、しっかりまとまっていて、さすがです。
ソリストも、それぞれ自分の見せ場で実力を存分に発揮していました。
中でも目を引いたのは、ポリーナ・セミオノワ。
彼女は10代の頃から見ているのですが、成長が異常に早い。
世界中で踊っているからでしょう、トップスターの貫録がそなわっていました。
これからがますます楽しみなダンサーです。
改めて、こんな質のいい舞台を頻繁に観れる日本って、恵まれてるなぁとしみじみ感じました。
今回残念ながら『チャイコフスキー』は観れませんでしたが、ベルリン国立バレエ団来日公演、非常に楽しませていただきました。
ダンサーの皆さん、そしてマラーホフさん、素敵な舞台をありがとうございます。
近いうちに、また日本に来てほしいです。
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