某ダンスカンパニーに所属していた頃、代表繋がりの某男性ゲストとある舞台で「海賊」2幕のGPDDを踊ることになりました。

私は当時まだ若かったこともありますが…とにかく
「何も言うことを許されない」
といった状況でした。

アダージオの初っ端に、アラスゴン・ターンからのパンシェがありますよね。
最初の見せ場。

その男性ダンサーは私にこう言いました。
「アラスゴン・ターンは自力で回るな!回してやるから、立つだけにしろ」

私は
「自力で最低でも1回転は回っていないと、万一の時にリカバリー効かないのでは?」
と不安を訴えましたが、もちろん私の意見は却下。
「いいから!言われたようにしろ!」
みたいな感じでした。

そして本番。

その男性ダンサー、まさにそのアラスゴン・ターンのところでミスして、サポートが間に合わず😱
相手のミスに気付いた私は、立って止まりかけたところから無理矢理回転に持って行こうとしましたが、結局バランスを崩し、アラベスクが裏返ったような姿勢から右手を床について大転倒だけは防ぐ…ような格好になりました。

完全に大失敗でした😭

しかもアダージオが終わってヴァリエーションの前に1度袖に戻ったところで、なぜか私がその人から
「なんでミスしたの!?なんで諦めたの!?」
とめちゃくちゃ叱責されました。

もうその後は、ヴァリもコーダもボロボロで、なぜかその間の記憶がありません。
ただ1つ、16回回るはずのフェッテが1回もできなくなったことだけは覚えています。

その後、打ち上げの間も私は何度もその男性ゲストからミスを責められ、2度とその人とは踊らないことを決心していました。

ちなみにこの人も、代表と同じで結構セクハラ激しめの人でした。

これからパドドゥを踊るバレエ女子の皆さん、私のようにならないためには、
「100%、男性ゲストの言いなり」
ば絶対にダメですよ🙅‍♂
素直にアドバイスを受け入れることは大事だけど、おかしいと思ったことはきちんと伝えないと、絶対に後悔します!