今シーズンから山梨側からの富士山への入山はお金もかかるし、人数も時間も制限をつけたとか。


沢山の人たちの支えで夏の富士山を守ってるのだし、お金は必要、人数規制も時間規制も登る人の安全を考えればこそ。


そしてその甲斐あって昨シーズンまでよりは弾丸登山、無謀な登山は格段に減ってるとの事。何より。

でも……それでも軽装で、装備不足で、弾丸で、山に入ろうとする人がいなくなったわけではないらしい。

係の人が必死に説得してるけど……他人事みたいに対応する人。

もうさ、そんな人自己責任だよね?体調悪くなっても怪我しても自業自得だよね?これだけ山の怖さを知らされても尚山に入るというのであればその先は全て自己解決で行動してよね!と腹立たしく思う私はやっぱり冷たい人間なのかもね。



ところで……こう見えて(どう見えて?)私、富士山には一度だけ登ったことがある


中学生か高校生の時に家族でね。

その時の事を思い出す度に、あれはさりげないネグレクトの富士登山だったと思わずにはいられない。


私の家族は別に山登り一家でもなく、富士山も前年に父と弟が2人で登っていて、翌年皆で行こうということで母と私も参加する事になった(らしい)。


行く前日位に富士山登るから暖かい格好用意しなさいと、一言二言言われた記憶。

でもそもそも当時、富士山なんて登りたいとも思ってないし勝手に引かれたレールに乗っただけの私。薄っぺらい上着しか持っていかなかったんだよね。(山頂事情をさっぱり考えていなかった。考えようともしてなかった)


登った日は山小屋で数時間休んだけど、当然一睡もできず……ご来光拝むために暗いうちから山小屋出発、頂上についた頃には薄っぺらの上着を着たって寒いし、寝不足と低酸素でめっちゃ頭痛いし、身体怠いし、体調がめっちゃ悪かったことしか覚えてない。


結局は下山と共に体調も戻り(さすが若かった。と言うか完全に高山病だよね)、何事もなかったように富士登山は終わった。


当時は当然世界遺産になんてなってないし、富士山がブームでも無かったから富士登山には何の興味も無かった。だから富士山の怖さも大変さも知らない未成年の私に対して、荷物の確認もしないってね?おまけに山頂でこんな薄っぺらの上着しか持って来ないで何考えてるの?位に言われて。

って言うかさ?それ富士山に誘った親の責任じゃない?と腹立たしかったのを今でも忘れない(念のためお伝えしますが、両親からの愛情はきちんと受けて育てられているとは思ってます)


って、昨今の富士山のニュースを見る度にあの時の自分の登山も無謀だったなぁ~と思い出す。


ただ1つ言えること。今後私が富士山に登りたいと思うことは無いと思うから、あの時家族で富士山に登れたのは経験として良かった。

「富士山に登ったことある?」と聞かれたら堂々と「あるよ」って言えるからね😛


え?それだけの理由で🤔🤣?