昨年12月8日に足首の手術を行ってから、5ヶ月弱が経過します。

時間が経つのってはやいなあ。

人間は過去を忘れることで生きていけるものなので、きっと手術の記憶もいつか薄れてしまうのでしょうから、備忘録をここに記します。

入院前日譚。

執刀医のお医者さんからなんとなく好かれてないような気がしていたので、一番痛いタイミングに意地悪で麻酔切らされたらどうしよう、と怯えていました。

なので、受診のときは僕の持ちうる限りの「愛されスキル」をフル稼働させ、愛され系患者としての地位を確固たるものにする努力を惜しみませんでした。

そしてその努力は実を結ぶのです…

入院①日目(12月6日)

入院しました。
入院生活は退屈だろうと、


父が買ってくれたモンハンをプレイ開始しました。

入院②日目(12月6日)

忘れました。


モンハンやってたことは覚えているのですが…

入院③日目(12月7日)

母が手術前日見舞いに来てくれたのですが、ちょっと遠い病院に来るのに疲れた母は僕のベッドの横の椅子で寝てしまったので、やっぱりモンハンしてました。



入院④日目(12月8日)

手術当日!

母と妹が応援に駆けつけてくれました!

二人に見送られながら、車輪つきベッドに乗った僕は手術室へ。

麻酔が効いて失神する瞬間はどんな感じなのだろうと興味津々だった僕に、ついにその瞬間が。

管のついたマスク?を顔に当て、呼吸をします。



このマスク?に流れ込んでくるガスを嗅ぐと失神するのかな、そんなに臭いのかな?

と思いきや、嗅げども嗅げども全然気絶しません。

ヤバい、早く失神しないと麻酔なしで手術されちゃう!

と焦っていると、腕にTUBEのついた針が射され、そこから未知なる液体が僕の腕に入ってきました。

「ハハァン、これで失神するんだな」と納得してると冷たっ!!

この液体、冷たっ!!
ガリガリ君かなっ!?
そう思った瞬間見よっ!!

目の前の景色が漫画みたいにグニャ~ッとした刹那!

ー暗闇ー

まぢめさ~ん手術終わりましたよ~
まぢめさ~ん手術終わりましたよ~

手術終わるの早っ、5秒くらいしか経ってないよ!?

ハッ! 思い出した、今こそアレを試さねば!

麻酔とか失神にとても興味のあった僕は、麻酔から覚めたとき、どれだけ瞬時に自分を覚醒状態に持っていけるかを試すことに決めていたので、意識が戻ったら早口言葉を言うことに決めていたのです!

「看護婦さん、今から僕早口言葉を言いますから」

そう宣言した僕。

イケるっ!
意識戻った直後にも関わらず、呂律がしっかりしている! 僕の意識はバレエでしっかり鍛えられている、もしかしたら僕は伝説の意識マスターかもしれぬ。

「ナマムギナマゴメナマタマゴっ

言い切った。

麻酔が覚めてすぐに華麗な早口を披露したことに気をよくした僕は、再び寝た。そして起きた。一部始終を目撃した妹に、どうだお兄ちゃんは凄いだろうと自慢した。

すると妹はこう言う。

「全然言えてなかったよ」

そしてわざとらしく顔を歪め、

「なンまン無ンぎ…なン魔ンモメ…なぁまぁたぁまぁ…

ンゴオッッ!!

「こんなだったよ。」
と笑いながら言う。

「それと、看護婦さん怖がってたよ

なんてこった。

僕は…僕は意識マスターではなかった。

そしてその後モンハンの一人プレーモードを無事全クリし、僕は退院した。



【終劇】
\上手に焼けました~!/


未だ完治に至らない足。
溜まる鬱憤募るジレンマ。

逃げ場をなくしたアツい想い包丁に乗せ、今宵も☆まぢめキッチン☆が人の世の灰汁(アク)を切る!



僕は思うんですよ、お料理だとかバレエだとか… より美しく、より美味しく、と高みを目指すって点では同じなんだって。



失敗したら、それを次に活かして自分の理想に近付ける。

失敗からしか得られないものがあるし、よく焼いた牛肉塊はアラ熱をとって味噌ダレに一晩漬け込む。



ちょっとコクが足りないから旨味を増そうとか、ちょっと肘が下がるから上げるための筋肉を補強しようとか、目指す理想像が見えていれば、そこに近づく努力をするのは楽しいし牛のタタキは美味しい。



逆に、目標や理想を持たずやみくもに頑張るのは辛いのです。

それは暗闇を、灯りも持たずに歩くようなもので、この鶏肉のオレンジジュース煮込み本当に美味いのかよって心配しながら作るのは辛く厳しかった。

そして一回目は失敗してしまいました。

あのときは悔しくて、布団をかぶって泣いて飲んで飲まれて飛んで回って光りました…。



活かされなかった失敗はただの失敗で、活かされた失敗は長く残る宝物。

怯える胃袋に、勇気と豚足のカケラを放り込み再び挑んだ鶏のオレンジジュース煮込みは、僕のお気に入りレシピの一つとなりました!

豚足と言えば、僕の妹も豚足が大好物で。

豚足本体に対して、酢味噌ダレを使いすぎてしまう妹とは

「お兄ちゃんの酢味噌ダレが足りなくなっちゃうだろ!!」

と骨肉の争いを繰り広げたものでした。

そんな妹もお嫁に行き。





シンと静かな部屋で、食べるのです。

この美味しい晩御飯を、僕は独りで。

?? 「いいや。独りじゃない、お前は!」

えっ… 誰?
呼ぶのは誰なの? 孤独な僕を。



「俺だ」

コ、コニー!
来てくれたんだね!



「コニーだけにエエかっこさせへんやで!」

そ、その流暢な関西弁!
ブラウン来てくれたんやな!



「俺達も忘れられちゃ困る」

ああっ! ムーンにちゃ…チャーリー?
(だっけ?)


ああ…それにしたって美味しいね、皆で食べる晩御飯は☆ でもパトラッシュ…なんだか眠いんだ僕は、とっても。

雪の結晶

まぢめブログの人気コーナー【まぢめキッチン☆】 はこれで最終回です。

次週のこの時間からは、新人気コーナー【新・帰ってきたまぢめキッチン☆リターンズ2】をお送りします!
先週末は土曜、日曜と立て続けに発表会を観劇しに行ってきました!

いつも笑顔でバレエに取り組んでいる皆さんが、バッチリメイクを施しピリッとした空気をまとい舞台に立つ姿は大変美しい。

期待と不安、興奮と緊張の入り交じる荒馬の心に手綱もかけず、その身一つで乗りこなす様はいつだって僕の芯を震わせるのです。



そしてそれを同じ舞台の上で楽しむべきはずの僕が。舞台人でありたい僕が…

客席から応援する他ないのは悔しい。



非常に悔しい。

舞台人…たるもの、舞台に生き舞台に死ぬべきであり、当然お葬式なんかも舞台で行われるべし。

(以下、ちょっと悪ふざけが過ぎる内容が続きますので、お葬式を冗談のネタにすることに嫌悪感を抱く方は記事を閉じてくださるよう、お願いいたします)

【お葬式】THE バレエ ~概要~

どんよりと曇ったあいにくのお天気のなか、喪服姿のお客様達が「本日はお日柄も悪く…」などと話ながら、会場に足を運ぶ。



幕が上がり

荘厳な 【久しぶりに再会した従兄弟や親戚との話が盛り上がらないワルツ】、

や勇壮な【着なれないスーツだと背汗がヤバいマズルカ】、

緊張感溢れる【Yシャツの襟が汚れてないか不安なパ・ド・ドゥ】を経て、



本日の主役、【故人】が棺桶で登場する。



棺桶の窓が開いたとたん、客席から大きな泣き声が聞こえてくる。

泣き声の主は、故人の家族か…恋人か…

否、舞台を観に来て疲れて泣いた赤ちゃんであった。

シンミリとした空気を一転させる、
【お坊さんのヴァリエーション】が軽快なお経(3拍子)をBGMに踊られる!!



パチパチパチパチ!
「ブラボー!!」

本来ならこうなるはずだが、何てったってここはお葬式、拍手やブラボーはこの場に相応しくないので、お客様達は手に手にアツい木魚を抱き、

ポクポクポポクポク!
チーン!
ナームー!!」

こうなる。



そして本日の主役、【故人】が棺桶で再登場する。



この顔である。

これにはさすがの客席も苦笑い。

そしてバレエはフィナーレを迎える!!

その激動のフィナーレとは、既存のバレエ作品の粋を集めたものであった

それはつまり、服毒して果てたロミオの後を追って自決したジュリエットの愛に悪魔は敗れ、王子とオデットは甦ったが、それはクリスマスの夜にクララが見た夢だったが、その枕元にはクルミ割り人形が置かれていたが天の怒りに触れた宮殿は地響きと共に崩れさりジゼルは曙光の中に消えていったが、バジルとキトリは町中に祝福され結婚したがドン・キホーテの旅はまだ続くのであった。

チューリップピンク

まぢめの身体は舞台のリノリウムの地下深くに埋められた。

私のお墓の前で千の風になってこの大きな空を吹きわたらないでください。

~fin~