はいっ。
今日学校に弁当忘れたよ。





第6章~ヴァンパイア・ハーフ~





ヴァンパイア・ハーフ。
ヴァンパイアの弱点も無く、それに加えてヴァンパイアの怪力も持ち合わせている。
「それって、最強じゃねぇか・・・。」
まぁぼやいててもしょうがないけどさ。
もうちょっとで学校に着く。
そこで、パピヨンは待っているだろう。
ガーネットの左腕を持っていった男。
パピヨン。
ヴァンパイア・ハーフ。
グラウンドに着いた。
「ははっ・・・マジで来たよ♪ウケる。」
「おい。僕が勝ったら、左腕、返してくれるんだな?」
「おいおい。勝つ気でいるのかよ?無理無理。止めとけ止めとけ。俺様に勝つなんて不可能だ。」
うん。
僕は普段は優しい人間でありたいと思っている。
はっきり言おう。
僕はこいつが大嫌いだ。
「しっかし。クリーパーの旦那はだらしねぇな。こんなカス野郎にやられるなんてな。マジ爆笑♪」
「・・・・・・。」
こいつ・・・
マジでムカつくな。
俺の妹でもこんなにムカつかないのに。
「おい。さっさと始めるぞ。」
「かぁ~。負けるとわかっててやるのかよ?真面目だねぇ。まぁさっさとヤってやるから、かかってきな。」
なんだ?
こいつの余裕は?
まぁいい。
昨日の漫画の成果見せてやる。
と言っても、ただ楽しんでただけだが。
とりあえずクリーパーの時と同じようにすれば・・・
僕は走った。
一瞬でパピヨンに近づく。
・・・捉えた!
「どこを見ている?」
「・・・!!??」
どういうことだ?
今確かにパピヨンの顔面を捉えたハズだ。
どうやって?
「驚いてるなぁ?驚いてるよなぁ!?ヤッベ!超ウケる!」
パピヨンは笑った。
「じゃあ次はこっちから行くぜ。」
するとパピヨンが消えた。
消えたというより薄れていった?
そしてヤツは20メートル先のところに現れた。
・・・何をする気だ?
そして背中に背負ってた十字架を持ち・・・投げつけた!
ヤバイ!!
間一髪、避けられた。
いや、かすったな。
肩が切れているようだ。
・・・治りが遅い!?
十字架のせいか!?
「くっ・・・」
「ははっ!よく避けた!そうでなくちゃなぁ!」
すぐにパピヨンが消え後ろに刺さっている十字架に現れた。
「さぁて次はどうかな?」
・・・くっ、ヤバイ!
これはヤバイぞ!
完全にヤツのペースだ。
恐らくヤツは霧に変身しているようだ。
「くそっ!」
避ける!
なんとか避けられ・・・
「ぐぁ!?」
戻ってきた!?
「はっはは!どうしたぁ!?逃げろ逃げろ!」
早くなんとかしないとマズイ!
どうすれば?
「鏑木君!!」
し、白・・・川?
何でここに?
「おいおい。部外者は入ってくんじゃねぇよ。寝てな。」
パピヨンは十字架を白川に向かって投げた。
「白川!」
間に合わない!
頼む外れてくれ!

・・・嫌な音がした。
肉がえぐりとられる音。
崩れる白川。
「白川ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
すぐに駆け寄る。
「白川!何で、何で来たんだよ!?」
「鏑木君・・・。」
白川の脇腹から赤い血が滲む。
臓物も見栄始めた。
僕は必死に傷口を押さえる。
「白川!死ぬな!今、助ける・・・」
「聞いて・・・鏑木君。」
「しゃべるな!白川!」
「いいから。パピヨンは霧に変身する。・・・霧、ということは水。あとは、分かるよね?」
「そんなことより白川が!」
「私なんかいいから!パピヨンを倒して・・・。」
「でも!」
「いいから!行って!」
「・・・白川、死ぬなよ。僕が戻って来るまで死ぬな!」
もう許さない。
ヤツを・・・殺す!
「おいおい。そんな恐い顔すんなって。」
黙れ。
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!
「まったく。もっとスマートになろうぜ。」
パピヨンが消えた。
僕は十字架の方へ思いきりジャンプした。
白川のヒントを得て理解した。
こいつを倒す方法を・・・!
着地。
「何!?」
その瞬間、パピヨンは見るも無惨な姿になった。
着地した瞬間に舞い上がった砂が、霧となったパピヨンの体にまとわりついて動きを封じた。
「おいおい、やるじゃねぇか。こいつはピンチってやつか?」
黙れ!その減らず口、今すぐ止めてやる!
僕はパピヨンの首に手をかけ
締め上げる!
「ぐぅぅ・・・てめぇ・・・ガチか?」
お前の声なんか聞きたくない。
死ね!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!
「・・・ストップだ。これ以上やったら、人間に戻れなくなる。」
霧野が言った。
「はっ・・・」
僕は、何を?
パピヨンをみたら泡を吹いて気絶していた。
僕は・・・こいつを殺そうと・・・
思い出しただけでもゾッとする。
「それより、委員長ちゃん・・・ヤバイよ。」
「!・・・白川!」
呼吸が浅い!
血が尋常じゃないくらいに出てる!
ヤバイ!どうにかしないと!
「霧野!何かないのか!?」
「・・・うーん。じゃあ1つだけ・・・君は吸血鬼だ。とだけ言っておくよ。」
吸血鬼?
確かに僕は吸血鬼だが・・・
!!!!
「よし!」
僕は頭に手を突き刺した!
脳ミソを掻き回す。
ガーネットがやっていたように、記憶を辿る!
・・・あった!
手を引き抜き、自分の手首を噛みちぎった!
吸血鬼の血は、治癒能力に富んでいる。
白川が生きていれば、回復するハズだ・・・!
白川の傷はみるみる内に塞がっていく。
「・・・ぅうーん・・・」
「白川!」
思わず白川に抱きついた。
「か、鏑木君!?」
「よかった・・・ホントによかった・・・。」
「・・・鏑木君・・・。」
「白川・・・」
こうして、パピヨンに勝利した。






第6章~ヴァンパイア・ハーフ~





P.S.
久々の小説。
疲れた。
ではでは~(-_-;)