舞台裏の寒さと
そこから眺める客席と
本場前のキリッとした空気感が
やっぱり好きだなぁと、
ここに立つと思います。
(舞台から撮影できず、客席から撮りました( ;∀;))
先週末はセミナー講師をさせていただきました。
最近つくづく思うのが、
「問い」の質が変われば、「得るものが何倍にもかわる」
ということです。
例えば、「私も分かりやすいセミナーを開催したい!」と、1年前の私は思っていました。
その時得られたものは、
セミナーの内容と、「この先生の講義はわかりやすいな!すごいな!」
という感想でした。
でもしばらくして、「内容が分かりやすい講師の話し方って、どんな話し方だろう?」という「問い」を持ってセミナーを受講しはじめると、
「間の使い方が上手だな。抑揚のある話をされるな。パワーポイントもわかりやすいな。」
ということを学びました。
さらに自分でもセミナーを開催させていただくようになると、
「分かりやすい話し方をされる講師は、どれだけ間をおいて、どの文脈で声を大きくするのだろう?パワーポイントの字の大きさは?、、、」という、
より具体的な「問い」をもって観察するようになり、
自分のセミナーも少しずつ変わってきたように思います。
実はこれ、ダンスのレッスンでも同じことかもしれません。
「たくさん脚をあげたい」という思いがある時、
「どうすれば脚が上がるかな?」という
「問い」を持ってレッスンに臨む人、
さらには、「脚があがるためには、どこを柔軟体操で柔らかくして、
どこに力を入れるんだろう?そのためには、どんなストレッチを、どれくらいすれば良いんだろう?」といった具体的な「問い」を持って臨む人、
身につくものの違いは、きっと大きくちがうのだろうな。と思うのです。
昔、舞台前に、
「考えて踊りなさい!」と先生に何度も注意され、
「こんなに、上手くなりたいって思っているのに、なんでそんな事言うの?」
と、悲しく情けなくなったことを思い出します。
「上手くなりたい!」ではなく、
「どこをどうしたら、できるようになるか、具体的な方法を、探してごらん」
先生は、そう教えて下さっていたのではないかなぁと、
受講者さんの質問にお答えしながら、思うのでした。
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