今日また自粛期間の延長が決定しました。
ただ、少しずつ色々なことが再開されていくのでしょうか。。
前回は公演の打撃について書きましたが、→コロナで公演が無くなることの衝撃
今回はバレエダンサーにとって致命的な、「レッスン場所を奪われる」という現象について。
振り返ってみれば、そのような動きが出始めたのは、3月の下旬辺りからでした。
バレエ団やバレエ教室、そして人数など減らしてギリギリまで頑張っていたオープンのスタジオまで。
特にプロにとっては毎日の稽古が仕事の一部。それが出来なくなり、しかも大きなところで動くことすら出来ないというのは…全く想像できませんでした。
まさかその「当たり前」だった環境が「当たり前」出なくなるなんて。誰もがそう思ったと思います。
でも、既にこのStay Homeの動きは欧米でも始まっていたので、多くのダンサーが家で壁や家具を支えにバーレッスンをしたり、トレーニングをしたりしている様子をSNSなどで発信を始めていました。
それを見ていたからでしょうか。家でバーレッスンをするというのが日本のバレエ界にもわりと「すっ」と広がったように思います。
そして、次に始まったのがオンラインレッスン。
プロのダンサーの中には自分の稽古はもちろん、教師として生計を立てている人が多く存在するので、生徒の稽古も見なくてはなりません。
だがしかしそれが叶わない状況。。
そしてこの事実はイコール収入源を失うという悲しい結果に。
しかも、スタジオを借りている人は家賃のみが出ていくという… 営業できない飲食店と同じですね。
そこで、少しでも生徒のためにレッスンを!そして生活のために仕事を!!
とオンラインレッスンなるものが始まったのです。
最初のうちは、無料のインスタLiveを使用している人が多かったように思いますが、そのうちZOOMが浸透し始め、1レッスン数百円〜千円規模で企画する先生が増え始めました。
それでも、仕事になるとは言え微々たる収入…
自分のレッスンも出来ない、教え(仕事)も出来ない。
(この状況でダンサーって何ができるんだろう…)
そんな想いを抱えながら、日々問いながら、また踊れる日が戻ってきた時のために、地道に家で稽古やトレーニングをしているダンサーがきっとたくさんいるんだと思います。。
挙げるとキリがないのは重々承知していますが、芸術界、特にバレエ界はこうなっている事を政府も理解し、支援して欲しい。
日本バレエ団連盟が要望書を提出したというニュースもありました。
https://japan-ballet.com/2020/04/03/i_20200403/
実は、少しずつこの業界の中で「バレエ界を応援したい」「バレエダンサーを応援したい」という動きがネット上では見られるような気がします。
でも、個人的にプロジェクトを立ち上げる方が多く、残念ながらパラパラと孤立してしまっているような気もしています。
この力が一体となったらきっとすごい支援になるだろうに。。
いつか一助になれるよう、情報を集めながら何ができるのか考えていきたいと思います。
<おまけ>
最近私もよく使わせていただいているマラーホフによるインスタLiveのレッスン。
月・火・木・金の日本時間20時〜という高頻度で開催されているので、毎日の習慣にしたいくらい(^^)
アンシェヌマンは少し複雑なので、慣れるまで覚えるのがちょっと大変かもしれません?!
https://www.instagram.com/malakhov._/