先日、同級生の友人ととあるオープンクラスを受けに行きました。
少しレベルが高めの本格クラスで、久々のテンポの早いレッスンに頭はフル回転
この日はちょうど祝日だったので、普段会社で来られない人も何人か見かけました。
そんな中で私たちはいずれも子どもバレエ出身者なのですが、たまたま“就職してからバレエに再び目覚めてしまった”と言う変わったコンビ。
カッコよく言うところの「社会人ダンサー」です。
でも、今回も二人で会話をしていて落ち着いたのは、
「会社員やりながらこうやってバレエ続けてて良かったよね。」
ということでした。
私はそもそもプロを目指せる才能もスキルも無いので偉そうなことは言えないのですが、やはり長いキャリアを考えると、フルタイムのサラリーマンを経験して良かった、とつくづく感じるのです。
少し前にも書いたように(本格的にバレエを続けるということ)、残念ながらバレエダンサーとして日本で食べて行くことが出来るのはごくわずか。
ずっとバレエを続けていると、どうしてもその道に進んだり、芸大を目指したり、ということを一度は考えてしまいがち。
ですが、周りを見ていても一度バレエダンサーとなると、その後「やっぱりサラリーマンやります」という道は考え難く、そして新卒という切り札もなく… とっても難しいと思うのです
これはバレエに限らず、音楽でも、美術でも、きっと芸事の世界では共通しているのではないでしょうか。
決してバレエの道を目指している人に早く諦めたほうがいいよ、とは言いたくないのですが、
「会社員やりながらでも踊ろうと思ったら結構踊れるよ!」
ということを同時に伝えていきたいなぁと思うのです。
よく、リクルート関連のコンテンツで「私のキャリア」を紹介するものがありますが、仕事においてはキャリアプランを考えるのは普通ですよね。
バレエにもそれがあったら良いのに。と。
本格的に続ける人にとっても、趣味で続けたい人にとっても、それぞれのバレエ関与度に合わせてプランが描けるとか、先輩が実体験を共有できるとか、そういう場所があると役に立ちそうですよね。
書きながらの思いつきでしたが、この企画、少し温めてみようかしら(笑)