こんにちは。2023シーズンFOリーダーを務めました、浅場泰成です。
まず初めに、平素より九大男子ラクロス部を応援してくださっている関係者の皆さん、この場を借りてお礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
伝えたい内容が何なのかわからないようなまとまりのない文章になってしまいましたがお許しください。
・引退した今考えること
11/11、待ちに待った全学1回戦。試合前のビデオ会でも、会場に向かう浜松カーでも、試合前アップでも、勝ち上がって歴史を変えるのは俺らだと思っていた。
試合開始のホイッスルが鳴り、OFがゴールを決め、DFが守り切り、互角に戦えているみんなが今シーズンで一番頼もしくカッコよく見えた。
3Qまでは勝てる、歴史を変えられると思っていた。
その反面、FOはどうか?OFにつなげていたか?
ハマると思っていた戦術がうまくいかず、手元は勝てても結果で勝てず、みんなと比べてしまって余計に自分が情けなかった。
運命の4Q、この試合初めて点差が開き、最後までFOは修正できず、ブレイクもされた。
あっけなく試合終了のホイッスルが鳴った。
負けた。
俺のせいで負けた。
BALLENAを勝たせてあげられなかった。
あの時こうしていればなんて、試合中、ましてや今シーズン、4年間で思うことが山ほど出てきた。
試合後の撮影会や同期との焼肉では笑っていたが、内心今まで感じたことのないほどの悔しさと申し訳なさで溢れていて、心が押しつぶれそうになった。
この思いを晴らせる、リベンジできる試合は23シーズンにはもうない。
焼肉後、矢島、けい、りさこと夜中3時過ぎまで唐津ドライブした。今思えばあの日が終わってほしくない、引退したくないというように現実から逃げていたんだと思う。
長々とマイナスな感情を書いたけど、ずっと目標にしてきた歴史を変えることのできるあの舞台は最高に楽しかった。今までの試合で圧倒的に一番。
だからこそ勝ちたかったし、まだまだBALLENAにいたい、フェイスしたいと思った。
てことでまたフェイスしに行きます。
あとは運営面もっとちゃんとやればよかったな。
りゅうせいOB係ありがとう。
・BALLENAでの4年間を振り返って
浪人中、楽しいキャンパスライフをモチベにして勉強して、大学入ったら体育会系の部活で充実した毎日送りたいなーなんてラクロス部調べたりしてた。
コロナ禍に入学してオンライン新歓や壁あて体験でBALLENAに惹かれ、同期といる心地よさから入部するも、サマーウィンターなし、練習試合も岡大だけ、練習すらまともになく1年が過ぎた。
でも、
「全学の舞台で日本一なる」
この目標を達成したい、関東も知らない俺らはそうぼんやりと思った。
運動神経のない俺は上級練に上がって、2年生はずっとアーセナル。
陸グラの端で練習、コロナでグラウンドが使えたり使えなかったり。
悔しかったけど2年生だしどこかしょうがないって思ってた。
そんな自分でも中村戦に出させてもらえて、下手くそなのにみんな褒めてくれて、試合ってこんなに楽しいんだって思った。(全学はカメラマン)
3年に上がって初めて行った武者。
いろんな人とフェイスできて楽しかったと同時に、自分の弱さを痛感してもっと強くなりたいって本気で思い始めた。←遅すぎ
4年間で自分のターニングポイントはいつか聞かれたら絶対にこの時期って答えるし、一番成長した。(全学はベンチ)
そんなこんなでラストシーズン。
「世代最強のFOerになる」
この個人目標を立てた。
超えるべき壁も知れたしやるしかなかった。
ちょっとは成長したと思って臨んだシーズン初めの武者、つま恋でボコボコ。
そっからひたすら対人、動画研究、型練してきてちょっとずつ目標に近づいてきて、七大戦では勝率8割越え。
ここまでだいたいシナリオ通り。
いける。このまま日本一のFO組織になれると思った。
迎えた関東遠征。
早稲田ではブレイクしまくられ、武蔵では結果でなかなか勝てず。
シーズン終盤に自分の描いていた計画は一気に崩れ、なにもかもわからなくなっていった。
全学が近づくにつれできることよりもできないことに目が行きがちになり、焦り、自信を無くし、自分のプレーを見失った。
不器用でセンスのない自分は柔軟に計画変更の路線を引けるわけもなく、かといって今までの路線でいいわけもなく、自分の感覚としては路線変更の半ば、全学1回戦になってしまった。
4年間の中で、昨シーズン、そしてラスト2か月はほんとに秒に感じた。理想の自分に離れていくように感じた。
本当に申し訳ないし情けない。
結局チーム目標も個人目標も達成することはできなかったけど、人生で一番充実した4年間だった。これを超える出来事はないくらいに。
関わってくれたすべての人に感謝します。ありがとうございました。
・後輩への思い
新2年生へ
ウィンターで負けて悔しいと思うけどこの悔しさを忘れずにいてほしい。
これから上級練に上がってうまくいかないことが多くなると思う。正直自分も2年生が一番きつかったから。
まわりの友達は遊んでばっかだし、「なんで自分はラクロスしてるんだろう」と思うこともあるかもしれない。
でも、ラクロスしてる君たちは最高にカッコいいし、まだ3年もラクロスできるなんて羨ましい。自分の努力次第で伸びしろは無限大。
BALLENAの一員であることを誇りに思いながらあの全学の舞台で活躍するイメージを持って練習に取り組んでいってください。
新3年生へ
4年生を支えつつ2年生を引っ張らなければいけない学年。
言い換えれば、一番自由にのびのび成長できる学年。
チームの主軸になっていく時期が一番成長できるし、教えることで成長もできる。
ぜひこの成長の過程を楽しみつつ、4年生を抜かす勢いでうまくなり、2年生にはいろんなことを教えてあげてください。
ただ、全学で自分がどう勝利に貢献するかのイメージだけは忘れずに。
新4年生へ
いよいよ最終学年。
4年生になって、できることが増える分、もう最後のシーズン。あとがない。
後悔のないように、法政戦を思い出して、覚悟を持って日々努力してください。
と言いつつも自分たちが中心になってBALLENAを引っ張っていくのは最高に楽しいよ。こんなにも一つの目標に向かってアツくなれる仲間がいる青春は後にも先にもないでしょう。楽しんでね。
あとは後輩、アーセナルの育成もちゃんとやりましょう。
ウイング陣へ
昨シーズン、こんな情けない自分についてきてくれてありがとう。
迷惑ばっかかけたけど君たちのおかげでここまでやってこれました。
教えるものは結構教えたはず(逆にどう動けばいいか明確にできなかったのはごめん)なので、この先ウイング入る人はFOerよりFO詳しいウイングになって、自分なりのウイング理論を持ってください。どんどんFOerに意見してください。最強のFO組織を目指してください。期待しています。
やまと、だいへ
まずは先輩たちにたくさんボコされてください。武者に連れて行ってもらってください。そして、なぜ負けたのかをひたすら研究してください。
ただの反応負けにも、動き出しやクランプスピードの違い、笛の聞き方、体の使い方、力の入れ方、持ち方など言い出せばきりがないほどに原因は出てくる。
その試行錯誤をして、いろんな人の意見を聞いて、自分なりの理想を見つけて追い求めるようになれば必ず強くなる。がんばれ。
けいと、はやとへ
一緒にフェイスしてきて二人が楽しそうにフェイスしてるのを見てきて俺はすごく嬉しかった。
もっとアドバイスしてあげればよかったっていうのが心残りなのでまた練習してボコります。
来シーズンはなにがなんでもゆうとを追い越すつもりで、ゆうとをライバルだと思ってください。
決してお互い二人だけで競わないように。
あとは後輩にも教えてあげてね。
ゆうと(そうた)へ
昨シーズン、ゆうとにはほんとお世話になりました。
どっちが先輩?って思われるほどゆうとはしっかりしてるし、努力してるし、考えてるし、おかげで今の自分があると思ってる。ありがとう。
自分のことばっかであまり教える余裕なかったけど、それほど強いってことだから来シーズンはガチで天下とってね。得点も楽しみにしてる。
引退後負ける気しないのでまた練習行きます。
そうたはまず対人しようね。
同期へ
優柔不断で、わがままなこんな自分と一緒にいてくれてありがとう。おかげでどの大学生よりも濃い充実した4年間を過ごせたと思う。
個性豊かなみんなとラクロスできて、日本一目指せて、本当に良かった。
こうせいへ
一番迷惑かけたと思う。ごめん。
いろんなことあったけど、お前が相方でよかった。ありがとう。
最後になりますが、昨シーズン、コーチの皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
特に峰さんには感謝してもしきれません。一年練、就活、研究と忙しい中、自分たちのために関わってくださりありがとうございました。
就活アドバイスは引き続きお願いします。笑
とりあえず、なんか自分の反省ブログみたいになってしまったけど、この部活は他では味わうことのできない特別な青春を送ることのできる最高の環境です。
1つの目標に向かってひたすら練習し、壁に行き、ジムに行き、ミーティングを重ね、勝ちにこだわる。
支えてくれる、応援してくれる仲間がいる。
その力をエネルギーに変え、BALEENAという鯨はフィールドに飛び込み大きな波を立たせることができる。
「我々は、目標に向けて努力し、日々の活動に全力で取り組む姿を通じて、すべての人々の心を魅了し、日本中に感動を波のように響かせる人間の集団である。」
こんな集団ばかかっけえじゃん。
あの時迷いに迷って入部を決めた1年の自分、ありがとう。
BALLENAの一員になれて誇りに思う。