日本と香港の違い♪ロマンチックウォーリー | T☆Mのmenantikannya

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58歳になりました^^

今年の安田記念(G1レース)は

香港馬のロマンチックウォーリーが

圧巻の一着でレースを終えた

強かった強かった

個人的には推してた馬は

負けてしまったが

コロナ開けの久々の海外馬の参加で

華やかな安田記念となった

 

この香港馬のロマンチックウォーリーは

香港やオーストラリアのG1レースを連覇してる名馬で

過去日本の馬がロマンチックウォーリーに

勝てたことがないめちゃくちゃ強い馬なのだ

 

おそらく世界でも1.2位を争うほどの馬だ

パドックで歩いてる時から

日本の馬とか明らかに

筋肉の付き方が違った

 

気負いすぎなほど闘争心もあり

ぐんぐん歩いてた

 

日本競馬では「冷静さ」が支持されるが

香港馬は「闘争心」

 

この差だなと感じた

 

 

ここからが本題

 

実は香港馬のほとんどが「せん馬」である

せん馬とは「去勢」した馬のこと

 

日本でも気性の激しい馬を去勢することはあるが

ほとんどが雄馬か雌馬のままだ

 

これには各々の事情がある

香港は馬を生み、育て、調教する広い牧場が少ない

ほとんどの馬を海外から輸入してる

だから血統第一という競馬馬の常識はなく

ほとんどが一代限りの馬で馬人生を終える

 

日本や欧米の競馬馬は

名馬の血統を継承することこそ

さらなる名馬を生む

また引退後に種馬となることで

馬主が投資する意味が出てくる

(レースだけでは投資が元取れる馬はごく一部だ)

 

ところが香港の競馬界の考えは全く違う

せん馬は「扱いがしやすく」

「身体の柔軟性も高まり」

「レースの幅も広がり」

「競馬年齢も長くなる」

 

なぜ?種馬として需要がない「普通の馬」まで

雄のままにしておくのか?

せん馬にしてれば活躍する馬もいるはずなのに....

 

という考えなのだ

 

確かに日本の競馬馬の多くは

引退後....実は行き先がない

放牧してるだけでものすごいお金がかかる

現役時代に良い成績を残したり

血統がいい馬以外は

種馬にはなれず

ただただ放牧されるだけで

馬主としてはひたすらお金が消えていくだけ...

 

それならばと

乗馬クラブなどに売り渡されるわけだが

競馬馬は気性も激しい上

馬体も大きいので

乗馬に向かない馬も多い

 

結果.....人知れず(馬知れず)

多くの馬が処分されているのである(涙

 

桜肉として食用にされる馬も多い

 

だから自分はお店で積極的に

桜肉を感謝して食べるようにしてる(笑

 

こうやって年間5000頭以上の馬が

処分されている現状は

 

血統良い名馬を作ろうと

「馬を生みすぎ」の結果だ

 

 

日本と香港と

どちらのやり方が正しいのか?

どちらも正しいんだとは思う

 

香港は香港で

せん馬によって香港の競馬馬を

世界レベルにした

 

日本は日本で

血統と調教で

世界レベルの競馬馬まで作り上げた

 

 

競馬馬という存在自体が

自然界にとって不自然なのはその通りで

 

あくまで競馬馬(サラブレッド) として

生まれる前から定められて生まれる馬たちは

競争するための馬として

競争馬の両親から生まれるわけで

モロッコの大草原を駆け巡る馬とは別物だ

 

まさに人間の欲望のために

作られ生まれた競馬馬たち

なかなか答えは見つからないね