AZERAI | T☆Mのmenantikannya

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58歳になりました^^

AZERAI

 

そっとTOVIさんがメモを渡してきた

 

TOVIさんとはアマンジヲのトムさん担当の

日本語対応のゲストアシスタントだ

 

「私たちはゼッカのアマンが大好きです」

ゼッカの話をする時のTOVIは

子供のような無邪気な顔をする

 

我々は滞在中何度もゼッカの話をした

 

アマンジヲのロビーには

ゼッカの言葉が展示されている

サンスクリット語の額の

英語に翻訳したコピーを

レセプションの若い女性スタッフが

「どうぞ」と持ってきた

「先日ゼッカさんファミリーに会いました

娘さんの結婚式パーティをアマンジヲで

とっても楽しいセレモニーでした」

 

懐かしむように少し寂しい顔をして

デスクに戻っていった

 

アマンの創業者エイドリアンゼッカの作り出す世界が

我々アマンジャンキーは好きで滞在するのだが

アマンのスタッフもまたゼッカを尊敬している

 

 

 

実は現在のアマンに

創業者エイドリアンゼッカはいない

 

3年ほど前に

現在のロシア人オーナーとの

戦いに敗れ...アマンを去ってしまった

(ゼッカがアマンから去るのはこれで2回目)

 

ある時を境にアマンは「質が下がった」と

言われるようになる

一度目のゼッカ退陣はイメージ低下を恐れ

公には発表さててなかったが

優秀なスタッフが去り、利益追求のホテル経営は

アマンジャンキーは敏感に反応したようだ

 

ゼッカを呼び戻そうと投資家や富裕層が

アマンの株を買い占め

2年後に再びゼッカはアマンに返り咲く

 

今から3年前にそのゼッカがまた去ってしまった

 

TOVIが悲しそうな顔して

「本当は私もゼッカについて行きたかった

だけど私はこの生まれ故郷から離れられない」

 

続けて

「何人かの優秀なスタッフがゼッカに

ついて行きました」

 

そのゼッカがアマンを去り

いよいよホテルを開業させた

それが

AZERAI

 

エイドリアンゼッカの頭文字AZ

 

TOVIがブータンに一号店を作りました

とちょっと嬉しそうに話す

アマンのようなシンメトリーな世界

ゼッカらしい美しい世界

「手軽な価格でラグジュアリーの滞在を」

というのがゼッカのコンセプト

 

一泊3万円代という設定は

アマンジャンキーの人たちには

さぞ驚きだったことだろう

彼がエイドリアンゼッカである

インドネシア人の母とオランダ人の父親の間に生まれる

この決して気取ってない風貌が好きだなぁ

 

しかし....実はこのブータンのAZRAIは

すでにゼッカの手にない...

どうやら売ってしまったようだ

 

今は

アバニ+ルアンパバーン ホテル

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g295415-d12103997-Reviews-Avani_Luang_Prabang_Hotel-Luang_Prabang_Luang_Prabang_Province.html

 

という名になっている

 

何やってんだか?

何がしたいんだ?

とうとう血迷ったか?ゼッカさん??

 

と思ったら

実はちゃっかりベトナムに

AZRAI

をオープンした

これまたシンメトリーな世界

なかなかいい雰囲気だ

カントーという

あまり聞いたことない地名

街にはメコン川が通っており

水上マーケットで有名だそうだ

そのメコン川に小島があって

その島が

AZRAI

の土地となってる

ここは一泊2万以下だ

 

しかも何人かのアマンの元スタッフが

ゼッカと共に運営してると思われる

 

 

ちなみに現在のアマンは

ウラジミール・ドローニンという

ロシア人の不動産王

 

ナオミキャンベルの彼氏といえば

知ってる人もいるかもね?

 

通称ロシアのトランプ

 

とにかく派手好きで

パパラッチの格好の標的になる人らしい

⇧彼のロシアの家だってさ...

ザハ・ハディド氏設計

(ザハ・ハディド氏は東京五輪の

当初の新国立競技場のデザインをした人)

 

アマンのトムさん担当スタッフTOVI曰く

「マフィアみたいな方です....」だとさ

 

 

こう書くと現在のアマンは

もうアマンでなくなったと

なるわけだが...

ゼッカと違い

この方...アマンの経営なんて

片手間の投資の一つでしょうから

 

現場であるアマンには

事細かに口出ししないようで

今のところ...

アマン文化を継承してくれてます

 

未だ

ゼッカの格言が

アマンジヲに掲げられてるとこも

「アマンジャンキーを敵に回さない」

戦略かもしれませんね?

 

ただ今後はわかりませんね...

ベテランスタッフが去ったら

ただの高い箱となるかもしれないし...

またまたゼッカの再々登場になるかもしれない

 

 

とにかく今

私はバリ島を去り

ブータン,..,.いやベトナムに行きたい!

そう思う理由が

AZERAI

だということだけは

確かです^^

 

https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g303942-d13558464-Reviews-Azerai_Can_Tho-Can_Tho_Mekong_Delta.html